行徳生活日記

「行徳雑学館」作者の日記。

2009年1月20日(火)の日記

2009年01月20日 | 日記

年休消化ということで今日は休みを取る。天気予報はおとといぐらいまでは晴れになっていたのが、昨日の夕方には晴れのち曇り。今朝のテレビの天気予報も、午前中は晴れ間が出ると言っていたが大外れ。1日どんよりと曇った寒い日だった。寒いのは大寒だから当然だけど。

自転車で出かけることも考えたが、今日はやめておき、これまで行ったことのないスポットを訪ねることにする。最近新しく出来たところではなく、昔からそこそこ知られているが、足を運んだことのない場所へ行ってみる。

その前に朝飯は南行徳メトロセンターのやよい軒へ。やよい軒で朝飯を食べるのは初めて。食べたのは目玉焼き定食。朝定食はほかに2種類あったが、いずれも納豆付きで自分にはだめなので、唯一、納豆無しのこの定食にした。

やよい軒に入ったのが午前8時半をちょっとすぎたあたり。食べ終わって出てくると、なんと東西線が中野駅の信号トラブルとかで運転見合わせ。午前9時前に発生したようだ。いきなり出ばなをくじかれる。

信号・ポイントのトラブルなら経験的に再開まで30分程度だ。ため息も出たが、気を取り直し、マクドナルドに行ってコーヒーを飲みつつ待つ。実際それぐらいで運転再開となった。

さて、最初の目的地は高輪の泉岳寺。赤穂義士の墓があることで有名で、地下鉄の駅名にもなっている。だけど、まだ足を運んだことがなかったし、泉岳寺駅で降りたこともなかった。

さて、泉岳寺駅を降りて改札を抜けると、目の前の壁に赤穂義士四十七士の名前を彫った銘板。さすがに泉岳寺の最寄り駅。

これが泉岳寺の本堂。それほど大きいお寺ではなかった。

赤穂義士のお墓に行ってみる。平日の朝だけど、三々五々、人が来ている。写真に写った人たちが見ているのが浅野内匠頭の正室-瑤泉院の墓。写真中央奥にあるのが浅野内匠頭の墓で、その左側が四十七士の墓。

山門前には義士グッズを売る店が何軒かあった。写真はそのひとつ。

このお寺は伽藍がいくつもあるような大きなお寺ではない。赤穂義士の墓がなければ、単に曹洞宗の中小寺院のひとつだっただろう。たまたま浅野家の菩提寺だったのでこのように有名になったわけで、運命のいたずらを感じさせた。

品川駅まで歩いて京浜急行に乗り、横須賀中央で降りる。

三浦半島へ行くときに横須賀中央駅は何度も通っているが、初めて降り立ったのは3年ちょっと前-2005年の12月に折りたたみ自転車で三浦半島をぐるりと走ったときにスタート地点としたとき。そのときも、単にスタート地点だったので、街を歩いたりしたわけではない。

まずは駅の近く、あらかじめ調べておいた横須賀海軍カレー本舗に行って昼飯。

横須賀海軍カレーは地域おこしのために、明治時代に日本海軍で食べられていたカレーを再現して宣伝しているらしい。横須賀はもともと軍港の街だし。この施設も、1階が土産物屋兼観光案内所。2回がカレーを食べさせるレストラン。

海軍カレースペシャルビーフを食べる。これにコーヒーが付く。

そんなにスパイスの効いたカレーではなかった。どちらかといえば家庭料理のカレーのような感じ。日本のカレーの発祥が、明治時代の海軍で兵士の脚気対策で栄養改善を図って導入されたカレーが家庭料理で普及したということだ。エスニックのブームで辛いカレーが流行るよりはるかに前の話だから、家庭のカレーみたいに思えるのも当然だ。

飯の後、大通りを歩いて三笠公園へ。写真のビルはちょっとレトロな感じと思ったら、商店街の共同ビルとしては日本でも早い時期に建てられたものらしい。名前は三笠ビルとのこと。

三笠公園には記念艦三笠がある。水に浮いているのではなく、砂の上に置かれた状態。折りたたみ自転車ツーリングのときは、この公園の前は通ったが、まだ開く前の時間だったので中へは入らなかった。今回は見学していく。

これは三笠の甲板。

明治時代の日露戦争で活躍した軍艦。実際の軍艦に乗ってみるのも初めてのこと。しかし、その時代の軍艦は今のフェリー(東京湾フェリーの船とか)と大して違わない大きさ。太平洋戦争のときの大和や武蔵のような巨大戦艦は有名で、話にも何度も聞いているが、それと比べてもずっと小さい船で戦争をやっていたということに驚く。

もうひとつ、甲板の下のデッキの船尾部分に、艦長や司令官などの偉い人用の豪勢な部屋があることに目が留まった。松本零士の作品にはたとえば「宇宙戦艦ヤマト」(人物とメカのデザイン担当)に宇宙零戦が出てきたりと、昔の軍艦や軍用機イメージのメカが登場する。その中で「宇宙海賊キャプテンハーロック」に出てくる宇宙戦艦アルカディア号には、船尾にキャプテン専用の豪勢な部屋があるが、それは三笠などの昔の軍艦のつくりから来ているのではないかと思った。

街へ戻り、有名などぶ板通り商店街へ行ってみる。

平日昼間だと人も少なくて、それほど賑わっているわけではなかった。

海沿いへ出てヴェルニー公園。向こうに自衛隊の潜水艦が見える。ほかにも自衛隊の艦船がいくつか見えた。

公園を海沿いに少し歩いて振り返ったところ。横須賀本港のそばは再開発で大きなショッピングセンターや横須賀芸術劇場という公会堂が建っている。

元軍港で、今も自衛隊の艦船がいて、そばには米軍の施設があるのだから、そういう場所はもっと殺風景だという先入観があったから、再開発ビルや整備された公園というのは意外でもあった。

公園を抜けたところがJRの横須賀駅。もとは軍港への輸送用に作られた駅のようだ。それに町外れになる場所なので、ここも通ったことはあっても降りたことはなかった。

平日の、人でごった返していない鎌倉もよいが、前に来たことがある(といっても25年以上前の学生のときに、年度末試験が終わった後の春休みに一度だけだが)。鶴岡八幡宮や大仏、長谷の観音など主だった場所も行っている。いや、北鎌倉の円覚寺は有名だが、まだ足を運んでいない。というのに、電車が北鎌倉を出てから気が付いた。

今日のもうひとつの予定スポットは大船観音。東海道線や横須賀線に乗って大船を過ぎるときに見えるが、見ているだけで行ったことがない。駅のすぐ近くだから、そのうちに途中下車して行ってみるのもいいだろうと思うが、そういうところはなかなか足を運ばない。大学で東京圏に住むようになって初めて大船観音を見てから、もう30年近く経ってしまった。

大船駅の西口を出ると丘の上に観音さまのお顔が見える。

丘は斜面が急。入口から急坂が続く。

坂を上って、山門のところで観覧券を買い、さらに階段を上る。

ようやく観音さまとのご対面が実現した。

丘のふもとからだと分からないが、この観音さまは胸像だった。立像で上半身だけが見えているようなイメージを持っていたが、単なる思い込みだったようだ。

ちなみに、後ろへ回ると胸像の中に入ることが出来る。中には礼拝堂があった。

横浜まで行って、デパートをちょっと歩いたりしてから帰る。晩飯は南行徳を降りてから焼肉の東大門へ。

ネギタン塩上ホルモンハラミ、それにキムチ

焼肉屋で牛タンを食べるのは何年ぶりかという感じ。BSEで輸入が減って値段が上がったが、何年か経って下がってきたようだ。

最初の3種類を食べ終わったら追加でウィンナーセット。冷凍されていたらしく、まだ硬いので、切るのに料理用のはさみが付いてきた。

そして塩ガツ

飲むほうは生ビール3杯にしておく。今日は歩き回ったし、これ以上飲むとこの日記がつけられない。

しかし、たまに平日に休みが取れても、天気に恵まれないことが多い。