萬蔵庵―“知的アスリート”を目指すも挫折多き日々―

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呑み処徘徊 第七回 「和浦酒場」

2008年06月19日 | 呑み処徘徊

<この店構えが“酒場”らしくていい>

今回は地元さいたま市にある「和浦酒場」に行ってみた。場所は浦和駅西口だ。同じさいたま市ではあるが、Jリーグでも大宮アルディージャと浦和レッズと2チームあり、大宮人にとっては浦和はライバル的存在、“地元”という気はあまりしない。駅を降りて、線路沿いに大宮方面へ5分ほど歩くとその店はあった。

外にも小ぶりのテーブルと椅子があり、提灯がぶら下がってる。それ自体が屋台のようだ。それらも含めて、男性的な雰囲気であるのだが、どこかこぎれいで洗練された店構えだ。その所為か、店内のお客も若い人中心で、女性客だけのグループもある。店員もみな若くて、人当たりがいい。

カウンターに座って、まずは生ビールをたのむ。“名物”と謳っている「煮込み」と「〆さば」を注文するが、煮込みは売り切れ。仕方ないので、代わりに「おでん」をたのむ。大根、こんにゃく、シラタキ、牛すじだ。出汁がよく効いているのでどれもいい味だ。特にシラタキの食感がよかった。「〆さば」はあまりきつく〆ていないサッパリ系。上品な味だが、小生はもっと〆てある方が好みだ。

酒はビールの後、神亀の熱燗と静岡の「キクスイ」を冷でいただく。酒を一合呑む毎に飲み頃にさました「白湯」が出てくる。酔い過ぎ防止の優しい気遣いである。全体に上品で丁寧な応対で女性客の多いのもうなづける。

ほどよく、酔ったところで、〆ごはんの中から「明太ごはん」をたのんだ。これは少し塩辛く満足度は低かった。この店に限らず、概して居酒屋の「〆ごはん」というのは“もうひとつ”の感がある。美味しいものを食べた後なので、“風味”で負けるのか、腹が満たされているのに食べるからか、満足度の高いものに出会うことはあまりない。一旦店を出た後、うどんなり、ラーメンなりを食べた方がいいのか、と思うが、こちらの方もあまり“旨い”と感じたことがない。もっとも、呑みすぎて、食べたのも忘れることもしばしばあるが・・・。

この店は全体に平均的居酒屋より、上品であり、仕事も丁寧だし、接客もいい。そこが特徴で若い人たちに受けているようだ。が、それが欠点でもあるような気がする。少なくとも、小生のような酒呑みオヤジには敷居がちと高い。
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2 コメント

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Unknown (浦和の民)
2008-06-20 10:36:55
浦和にきていたのですね。
和浦は旨いですよね。
県庁の側にある方にたまに行きます。
ここは玉蔵院のそばですね。
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そうなんですか (萬蔵)
2008-06-22 13:51:26
ここだけではなく、他にも店があるんですね。
そっちもチェックしなきゃ。
返信する

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