
<仙台富士、名取富士とも呼ばれる太白山>

<仙台の繁華街から10キロ程度しか離れていないのに・・・>

<街中を流れる広瀬川。シロサギが数羽いた。>
本日は溜まっていた洗濯をしてベランダに干した後、自転車(武蔵丸)で仙台の小生が住む太白区(たいはくく)を中心に散策してきた。ざっと30キロ走ってきた。秋晴れではあったが、時々真っ黒い雲も流れてきて、ベランダの洗濯物が心配になるような天気であった。
家を出てから名取川沿いを上流に向かって走る。ヨークマートやイオンのショッピングセンターの脇を通って太白山(たいはくさん)に向かう。ここからは登りだ。武蔵丸は内装8段の優れものなので、少々の坂は登って行ける。いつもマンションから見える特徴のある太白山にいずれは行こうと思っていた。
太白山は仙台市太白区にある山。「太白星」(金星)が落ちて出来た山、という伝承から太白山の名を持つそうだ。標高は321mと低いが、「仙台富士」とか「名取富士」」とも呼ばれ、仙台平野のどこからでも眺める事ができ、古来からその姿は人々の親しみと信仰の対象となってきた。その証拠に「太白区」の名の由来ともなっている。
頂上まで登れるそうだが、今日のところは挨拶程度で引き返した。麓の自然の森公園は鬱蒼としていて、「熊出没注意」の看板があった。仙台市の中心から10キロ程度の場所で、熊に注意しなくてはならない自然環境は、いいことなのか、悪いことなのか。
帰りは八木山動物公園を通って、竜ノ口渓谷に架かる八木橋を渡って、青葉城址に出た。この辺りは仙台市の中心から数キロしか離れていないのであるが、非常に山深いところだ。特に竜ノ口渓谷の高度感は足がすくむほどである。意外な発見をした。
13時過ぎに、仙台の繁華街に到着。平日の夜はよく来るところであるが、昼間はめったにこないところだ。以前、人に連れて来てもらって美味しかった牛タン屋で牛タンとサラダをたのんでビールとワインで腹ごしらえをする。
「牛タンの塩トロステーキ」というのをたのんだのであるが、これが柔らかくて旨い。値段は6切れで2400円であるから、一切れ400円である。いい値段だが、それだけの旨さはある。昼の二時近くであったが、満席に近い混みようであった。ここでご飯も食べようと思っていたのだが、隣に座ったカップルが二人で煙草をプカプカ。店内の気流の関係か、煙がすべて小生の方へ流れてくる。折角のいい気分に水をさす。我慢できず。
ということで、その店を出て、自転車押して一番町をブラブラ歩いていると美味しそうな鮨屋が目に入る。そういえば、ここしばらく鮨を食べていなかった。牛タンは食べたが、ご飯は食べていない。鮨でもつまんでみるか。
カウンターに座って、もうビールはいいので熱燗をたのんで、いろいろ握ってもらう。小肌、生蛸、鱸昆布〆、ほっき貝、生サバ、墨いか、平目、中トロ、筋子軍艦などなど。ネタが新鮮でどれも口の中でとろけてしまうような鮨だ。値段も高くない。玉子ののり巻で締めたが、思わず、いい店に出くわした。今後とも贔屓にしようと思って出た。
ほろ酔いで広瀬川沿いに買い物などをしながら、家に戻ってきた。30キロ程しか走っていないが、なかなかどうして、楽しい一日を過ごせた。
“仙台”は面白いね。
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