萬蔵庵―“知的アスリート”を目指すも挫折多き日々―

野球、自転車の旅、山、酒、健康法などを徒然に記載

平成28年 大相撲大阪場所 二日目

2016年03月14日 | 大相撲・五輪ほか

<昨年の大阪場所の幕内力士の土俵入り。華やかだ。>

大相撲三月場所が難波にある大阪府立体育会館で昨日から始まった。初日から白鵬、鶴竜のニ横綱に土がつく、という“荒れる春場所”の名の通りの幕開けとなった。二日目の本日は、三横綱、四大関とも勝ったので、なんとか場所全体に落ち着きが出てきたようだ。先場所優勝の大関琴奨菊は今場所もいい成績で優勝すれば、横綱昇進の可能性が高いだけに、かなりのプレッシャーがかかっていると思うのだが、二日間とも落ち着いた取組で、相手を圧倒している。自信に満ちあふれている感じだ。

先を越された感のある稀勢の里も「今場所は俺の番だ」とばかりに気合いが入っているように見える。低迷していた日本人力士が、琴奨菊の優勝を境にじわじわと盛り返してくるのではないかと大いに期待している。

今後の見どころとしては、前半は中堅の、嘉風、豊ノ島、宝富士、妙義竜、栃煌山、勢、高安などが、どこまで横綱・大関陣に食らいついて、優勝争いを面白くしてくれるか。であり、後半は横綱・大関同志の直接対決での優勝争いだろう。若手では先場所新入幕で敢闘賞をとった「正代」が凄い。昨日、今日といい相撲を取っていて、今場所も10勝以上は勝ちそうな勢いである。

二日目にして、今場所も大いに盛り上がることは間違いない大相撲なのであるが、「埼玉県出身力士」の二日間は芳しく無い。


<埼玉県力士の今場所の番付と二日目迄の成績>

埼玉県出身力士は全部で20人。その内“関取”と呼ばれる十両以上の力士は今場所再入幕した「大栄翔」ただひとりで、後は幕下以下なので一場所7戦しかない。毎日取組があるのは大栄翔だけなのだ。二日目となる今日は序ノ口から幕内まで15人の力士が戦ったのであるが、その戦績は4勝11敗と最悪の日であった。特に早く十両に戻って欲しい「阿炎」は注目力士の「宇良」に負け、今年中に十両昇進を期待している「大輝」も黒星スタートだった。幕下以下は7戦しかないので、1勝の価値が大きい。明日以降、気張って欲しいものだ。
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