日本語学校からこんにちは ~水野外語学院~

千葉県市川市行徳にある日本語学校のブログです。日々の出来事、行事、感じたことなどを紹介しています。

「読解」で、「いつも同じような考え方」を要求されても、困りますね。「人は皆、違う」というのが前提です。

2020-04-22 10:50:19 | 日本語学校
晴れ。

こんな空の様子でも、雨になるとか。全く「春の空と何とやら」。寒くなったり、暖かさが度を超したりと、何が何だかわかりません。

とは言いながら、辺りはすっかり初夏めいてきました…と言うと、言いすぎかな。

「サクラ(桜)」の樹は、「サクラ」本来の力を取り戻したかのように、葉の緑を一層深めています。その根元はと言いますと、「ポピー」の花が明るく風に揺らいでいます。先日、久しぶりに小学校の裏手…正門の方なのですが、私のいつもの視点から言えば裏手…を通りますと、「ヤエザクラ(八重桜)」が終わりを迎えようとしていました。

何でも、青森の方の「サクラ」は、もう満開になったそうな。早いものですね。時々、冬のような寒さが襲ってきていたので、遅々として進まずとでも言いたくなっていたのですが、確実に、「夏」は近づいているようです。

さて、学校です。

隔日なので、「Bクラス」の学生達の「N3文法」の出来が、少々心配だったのですが、一応、それなりに(学んだことがあるという学生が数人いるからか)できています。上のクラスにいた時には、全く声が聞こえなかった学生も、一度も質問しなかった学生も、今は、大きな声が出始めた…ような気がします。

やはり「わかる」と感じられることが、一番大切なのでしょう。もっとも、「簡単」とは思わせないように、適度に、刺激を与えるようにはしていますが。それにしても、声を出してくれると、うれしい。反対に「日本留学試験」の読解問題を学び始めた「Aクラス」の学生達からは、「難しい…」というため息が聞こえてきます。

これは、単語がネックになっているというよりも、筆者の考え方、物事のとらえ方に戸惑っているからかな。負け惜しみに、「この単語の意味さえ判っていたら、答えは出せた」などと言っていますが、おそらく、そうではないでしょう。この点で、自由主義国の教育の方が勝っているような気がします。狭い枠の中で、それ以外の考え方を認めず、それだけで十分と教えられてきた人たちは、日本に来て大変ですね。もちろん、判らずともいいのですが、物事を考えずに済むような、そういう場所で働くならば。

もっとも、日本の教育界では、他国(欧米でしょうね)のようにもっと自由な発想を促せないかと四苦八苦しているのですが。

日々是好日
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