おいしいしあわせ

しあわせは いつもあたたかなキッチンから・・

母としてのひとりごと

2012年07月16日 | ひとりごと
あじさいは札幌では夏の花。
今年もこんなにも大きく咲きました。
庭先に小さな小さなあじさいを植えた頃、
次男はまだ小学一年生でした。

次男の中学生活最後の試合が終わりました。
結果は負けでした。
負けて終わりはしたけれど、
数ある学校の中で、
堂々と胸を張っていいんだよと思う立派な成績でした。

小学生の頃の次男は、とにかく負けず嫌い。
中学でも何かしら運動部に入るだろうけれど、
わたしは団体競技ではなく、個人競技が彼に向いていると思っていました。
全ての責任は自分。この子にはその方がいいと・・。

でも中学で次男は団体競技を選び、
そこで3年、常に苦楽を共にしてきた、
かけがいのない「仲間」という友を得ました。

大所帯のチームで、常に競争は激しく、
それでも彼らは互いを認め合い、励まし合い過ごしてきました。
そんな姿を大人が見習わなければと、
教えられる事も多かったです。

ベンチに入れない悔しさ、
そして伝統のユニフォームに袖を通す喜び、
ベンチを温めるだけで終わった日の事、
みんなの思いも一緒にチームの代表としてゲームに出た日の事。

そんな思いや経験が、
みんなみんな今の次男を作っているとわたしは思っています。

3年間、部活に関して一度も泣き言を言った事がない次男。

自分の子供の褒めてやれる所をを見つけるのは、難しい事だけれど、
この事だけは、思い切り褒めてやってもいいかなと思っています。

もっと小さな頃から人前では泣かなかった次男。

でも試合を終えた日。
最後に仲間と泣いたそうです。

今、ひとつの事をやりきった彼の顔は、
とても晴れやかです。

小さなあじさいも、
すこしずつ大きくなって大輪の花を咲かせたように、
また一歩ずつ、次男らしく歩いていってくれたら、
母としてこんなに嬉しい事はありません。

最後のユニフォームの洗濯。
次男が守り続けた番号が、愛しく思えました。

ご指導いただいた先生方と、仲間達に、
そして次男に心からありがとうの気持ちを贈りたいです。