イレグイ号クロニクル Ⅱ

魚釣りの記録と読書の記録を綴ります。

山菜取り3回目

2013年05月10日 | Weblog
海がダメなら山がある。
ゴールデンウイークが終わる頃にはワラビも大きくなっていますよ、と森のひまじんさんから教えていただいたので、今日は3回目の山菜採りだ。

前回たくさん採れた南の斜面からスタートしてみた。
たしかに大きいワラビが生えている。ひまじんさんの奥さんが言う“料亭サイズ”というのはこういうのを言うのであろうか。



これくらいのものがポコポコ生えている。

しかし、雨は昼からという予報だったが午前8時を回ったくらいから雲行きが怪しくなってきた。回りの景色は真っ白だし、霧のような雨のような靄は目の前まで迫ってきている。標高はそれほど高くないとはいえ、やはりここは山の中だ、侮ってはいけない。




今日の目標としている山菜はコシアブラと山ウドだ。
両方ともなかなか見つからない。記憶の中に映像が残っている間にどちらも自力で見つける能力を身に着けたいと考えていたが、なかなか難しい。山ウドは少しは見つかるが人の採ったあとだ。オリジナルの株を見つけることができない。コシアブラにいたってはまったくありかがわからない。



山を歩いていると食えそうな植物がいろいろ見つかるが知識がないので本当に食べらるのかどうかがわからないのがもどかしい。
中には人が切ったようなあとのあるものもある。食べるために採ったのか、はたまた他の目的なのか、それとも素人が無謀にもチャレンジしたのか・・・。


これは人が切った痕があった。おまけになにやら実がついていた。

 
これはかぎりなくタラノメに近い。


これはアシタバというのだろうか?


これはゼンマイもどき?


これも葉っぱは柔らかそうだが・・・



斜面を歩いているとヘビも冬眠から覚めつつあるようだ。
この山ももうすぐ、丈の高い草と虫やヘビに守られて命をつないでゆくのだろう。
また来年が楽しみだ。



今日の収穫はこんな感じ。
当分、春の味が楽しめそうだ。


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「愛と情熱の日本酒」読了

2013年05月10日 | Weblog
山同敦子 「愛と情熱の日本酒」読了

若い世代の日本酒の酒蔵の主人たちのルポルタージュだ。登場人物はちょうど僕と同じような年代の人々だったので興味を持って呼んでみたのだが、大体のストーリーは同じで、はじめは跡継ぎになるのが嫌だったがいざその道に入ると情熱を燃やして味を追求する・・・。著者も文学者というより普通のルポライターという感じであまり綺麗な文章でもなかった。

しかし、地酒の流通においては、専門の小売店の力がこんなに大きいとは思わなかった。やはり、小売店とは生産者と消費者をつなぐ大きな役割を担っているのだということを思い知らされた。自分も同じ業界で糊口をしのいでいるが、まったく恥ずかしい話だ。

いろいろな種類のお酒を買ってきては飲んでみるが、やっぱり日本酒が一番美味しい。あなたはこれから死ぬまで1種類のお酒しか飲んではいけないと言われれば、間違いなく日本酒にしてください、とお願いをするだろう。

日本酒の格にもいろいろあるが、素人が飲むのは本醸造のちょっと下のほうが一番美味しいようだ。(いつもそのくらいのお酒しか買わないのでそれ以上のものの味がわからない・・)アルコールを添加しているとはいえ、それがすっきりした味わいになっているそうだ。
まあ、いつかは純米大吟醸といきたいところだが、多分味が個性的すぎて逆に旨く感じないのだろう。

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