イレグイ号クロニクル Ⅱ

魚釣りの記録と読書の記録を綴ります。

水軒沖釣行

2024年06月15日 | 2024釣り
場所:水軒沖
条件:長潮7:46干潮
釣果:ボウズ

そろそろ梅雨入りが近いのか、今週の週末は雨模様の予報であった。しかし、この時期よくあることだが、直前で雨の予報が消えていた。先週は防波堤からの釣りだったので今週は船に乗れる。しかし、遠くへは行けない。今日はトンガの鼻での草刈りの日だからなのだ。
先月は行ってみたら早めに終了をしていて、その前の月はアマダイが釣れたのでバックレてしまった。今月は絶対に行かねばならない。だから勝負が早いチョクリ釣りに出ることにした。前回はボウズで、今も釣れているという情報はないが、とりあえず調査だ。

かなり早めに家を出てきたが来週の金曜日は夏至という時期なので午前4時半の出港でもこの明るさである。



朝起きた時は少し風が吹いていたけれどもこの時間はほぼ凪という状態だ。水深40メートルくらいまでは行ってみようと初島寄りの沖を目指すが魚探の反応はまったくない。しかし、あんまり沖へも出たくはないので地の島が真横に見えるくらいのところで仕掛けを下ろすことにした。魚探の反応のとおりまったくアタリはない。



午前7時半には釣りを切り上げて戻らなければならないので、アタリのないままここで過ごして帰ろうかと思ったが、風も波も穏やかなのでもう少し沖へ出てみることにした。

しかし、沖ノ島のラインを越えても魚探の反応はない。少し沖にチョクリの船らしき姿が見えたので、ひょっとしてと思い再びここで仕掛けを下ろすことにした。



しかし、ここでもアタリはない。僕の後を追うようにやってきた船は妥協の産物として僕のそばにいるのだろう。僕をあてにしてポイント選定をしたのなら申し訳ない・・。確信を持ってこの場所を選んだわけではないのだ・・。



今回で今年のチョクリオンリーの釣りは終了だ。これで2年連続釣果がなかったことになる。おそらくだが、僕の腕が鈍ったということはなく、マルアジとゴマサバの好みが異変をきたして僕のオリジナル仕掛けに見向きもしなくなったということもないだろう。海に何か異変が起きているのかもしれない。
アマダイが釣れるようになったというのも、住金の一文字でグレが釣れるというのも、コウイカが少なくなったというのもひっくるめて何かの異変の結果なのかもしれない。こういうのは人の寿命よりも長く緩慢に変化してゆくというのが普通なのだろうが、人の営みが、普通は緩慢な“変異”となるべきものを異変にしてしまったのかもしれない。
僕の寿命もあと20年もないのだからそれまでは緩慢な変異に留めておいてほしかった。ここにも逃げ切れない真実が潜んでいたのかと思うと情けなくなる・・。

結局、何も獲物がないまま予定通りの時間に釣りを終了し、ボウズの時のお決まりのコース、「わかやま〇しぇ」に向かい、冷凍食品を叔父さんの家に預けてトンガの鼻へ。



2時間草刈りに精を出すのであるが、去年の今日は、大きなアマダイを釣っていた。これはきっと神様がボランティアという僕の尊い行為に対して祝福を与えてくれたのだと確信していて、今年もきっと僕に祝福を与えてくれるのだと思い込んでいたが、まったくそんなことがなかった。
思うと、今日はNさんが欠席していて、その理由というのが、民生委員としての仕事で元旦に地震があった石川県に応援に行っているからである。この人はトンガの鼻の整備やレモンの丘の整備、民生委員としての仕事のほか、地元のいろいろな仕事やもめ事の調整役を引き受けているそうだ。60歳で完全にリタイアしたそうだが、悠々自適どころか忙しく動き回っている。
もし、神様が迷える子羊に与えられる祝福は1日にひとりという限定付きなら今日の祝福はNさんの方にされるべきだろう。
だから今日のボウズは仕方がないのである・・。

まだ明日がある・・。


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