イレグイ号クロニクル Ⅱ

魚釣りの記録と読書の記録を綴ります。

水軒沖釣行

2015年11月26日 | 2015釣り
場所:水軒沖
条件:大潮 6:29満潮
釣果:コウイカ 21匹

昨日の天気予報では午前10時までは雨は降らないらしい。波は1.5メートルということなので何とか出られそうだ。
その後は風が出てきそうなので水軒沖でコウイカ狙いだ。小船の修理が終わったと連絡をもらっていたので仕上がり具合の確認をするのにもちょうどいい。

午前6時を回らないと夜も明けてこなくなったので明るくなってから出港しようと思っていても、なぜか休みの日は早く目が覚める。結局午前4時半に布団から抜け出して朝からニュースを見ていた。
原節子という元女優さんが亡くなったというニュースが大きく取り上げられていた。名前は知っているがさすがにリアルタイムでは見たことのない人なので新聞の1面にも出ているのが不思議だ。昨日は川崎敬三が亡くなったというニュースが出ていたが、またまた昭和が遠くなっていくということだろうか・・・。

雨は降っていないといえ、空には低く雲が垂れ込めている。一面雲だらけというのではなく、ところどころ抜けているところがあるようで、満月の光に浮かび上がる雲が異様な雰囲気をかもしだす。
行けるのか・・・?行くのか・・・?でも港では風も波も感じられない。とりあえず出港だ。

港を出る途中にウキを2個ゲット。僕にはウキを拾った日は魚が釣れないというジンクスがある。じゃあ見つけても拾わなければいいじゃないかと思うのだが、貧乏性のゆえ、必ず拾ってしまう。この電気ウキなんてどう見ても前の岸壁でタチウオを狙ていて切られたやつなのでそのウキを拾っている僕はこの人にとって、この瞬間、この世で最も憎い奴に違いない。そう思われながらも拾わずにはいられないのだ。ちゃんと中古釣具屋さんへ持って行って成仏させてあげるから安心してね。



だから、あまり遠くへ行かずにできるだけ近いところでチャッチャと終わってしまおうと思って一文字の切れ目の前からスタート。しかし、あにはからんや、間もなくアタリが出た。型もまずまずだ。そのあとは2連で掛かってきた。おぉ、ジンクスを乗り越えて今日は釣れるのか?それならもっとよさそうなところへ行こうじゃないかと新々波止と沖の一文字の交差点へ移動。ここでもアタリが出続ける。船は南西方向に流されるので新々波止に沿って離れては戻りしながらジグザグに沖へ向かってゆく。

雨の予定の午前8時を過ぎても天気は至極穏やか。二つの前線の間に入っているから意外と低い気圧で安定してしまっているのかもしれない。運がいい。目の前で人のウキを拾う悪行をおこないながらも天使のはしごが僕を祝福してくれている。

 

アタリは途切れなく続く。バッチ網や工事の船をよけながら移動を繰り返さなければならないがどの場所でもアタリが出る。しかもほぼ全部型が大きい。シーズンの初めでこれだけ大きいのが揃うのは珍しいのではないだろうか。また、相当餓えているのかなかなかスッテを離さない。少々合わせるタイミングが遅れても乗ってくる。本当に釣りやすい日だ。
午前9時を回り、これだけ釣れれば十分だと思い撤収。締め始めると合計21匹。持ってきたスチロールの箱には入りきらない。多くても15匹くらいしか想定していないうえに型が大きいので当たり前だ。
仕方がないのでバケツに入れて帰港。大きいほうの船に積んでいる予備のスチロール箱に入れて帰宅。

帰港して船の修理代を払いに行ったころから北風がかなり吹き始めた。家に帰ってさばき始めた頃には冷たい雨が降ってきた。完全に冬になってしまった。今日の釣りは秋と冬の境目の釣りでもあった。
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