松林薫 「迷わず書ける記者式文章術:プロが実践する4つのパターン」読了
僕がブログを書き始めたきっかけというのは、以前にも書いたことがあるが、釣りの記録と読書の記録の忘備録としてであった。釣りについてはいつごろどんな釣り方で何を釣ったかというのは次の年の釣りに多少なりとも役に立っている。また、読書の記録というのは、以前に読んだことがある本なのにそれを知らずに最後まで読んでやっとそのことに気付くというようなことがないようにということと、高校時代に書いた読書感想文があまりのひどさに赤面ものであったというトラウマをなんとか克服したいという思いであった。
もう、1000回以上もブログを書いているが、いつもなかなか考えがまとまらず、何かを書くということは何かを伝えたいという思いが少なからずあるはずなのだが、釣りでも読書の記録でも「これを伝えたい。」ということがはっきり書けない。
例えば11月12日のブログ。トピックスとしてはイソメを買うのを忘れたこととラインで指を切ったことだが前半と後半を読み比べてみると、「こいつはどちらを強調したかったのかがわからない。」ということになってしまったと自分でわかるのである。
10月1日の釣りでは、ジギングであんなに大きな魚を釣ったのは初めてで、その強烈なアタリと引きは自分の中では感動ものであったのだが、あとから読み返してみるとそういうところがまったくない・・。
もっとこう、自分が読み返してもわくわくするような文章を書きたいと思いながら図書館の中を歩いていると、「小説の書き方」のような本を見かけるが、小説並みのブログを書く能力はないということはわかっているなか、この本を見つけた。
著者は元日本経済新聞の記者だったそうだ。その経験を基にして文章を相手にわかりやすく、しかも素早く効率的に書けるという方法を解説している。
その方法のひとつは、タイトルのとおり、4つの文章構成のパターンを駆使するということで、その手法がメインになっている。
その他、一文当たりの文字数、読ませどころの設定法などが書かれている。
一番のポイントである4つのパターンはこういうものだ。
① 逆三角形
重要なことから順に説明していく方法。ニュース記事やプレスリリースなどに使われる。
② 三部構成
序論、本論、結論の三つのパートに分ける方法。見解とその根拠を示す必要がある論説や解説を書くときに適している。
③ 起承転結
冒頭で読み手の気を引き、最後まで飽きさせないことを目的とした展開のしかた。コラムなどの短めの「読み物」を書くのに適している。
④ 起承展転結
起承転結の応用で、ルポルタージュなどの長めの「読み物」に使われる。
新聞記事ではこういう文章構成を基本に、一文当たり40~60文字で書いていくそうだ。逆三角形パターンでは重要な部分ほど先に登場するので必要ならば後ろの部分をカットして記事の長さを自由に調整できるという。三部構成や起承転結パターンでは序論や、本論、起、承、などのパートをモジュール化することで複数の記者でひとつの記事を仕上げるという離れ業さえおこなっているそうだ。
朝のあわただしい時間に読むものだから、ほとんど読み飛ばすか、ただ眺めているだけになってしまっているが、そんな高度なシステムで作られている新聞はもっと尊敬しながら読まねばならないと改めて反省するのである・・。
読ませどころの設定としては、①知らなかった知識を得る。②予想や常識を覆される。③別々の要素がつながる。ということが大切だそうだ。読み手にとって、「新しいことを知る。」、「新しい視点を得る。」ということが面白い文章になるそうだ。
釣行記だけでは面白くはないと、帝国軍が登場したり、ばら積み船を宇宙戦艦ヤマトに見立てたりしているのだが、これが新しい視点といえるのかどうかはわからないものの、何かのアクセントにはなっているのではないかと思っている。しかし、これらもすでに何度も使っているネタなので新しいネタを組み込んでいきたいのだがそういったものも見つけていかねばならない。
もともと、自分のために書いているとはいえ、ネット上にアップしているということで、こんな駄文を読んでくれている人たちもいるわけで、少しは笑ってもらったり、ときにはうなってもらったりもしてもらいたい。
新聞記事風の文章は簡潔にしかもきちんと伝えるべきことを伝えることができると思うが、そういう意味ではもう少し読み物としての要素も取り入れたいと思ったりもしている。一応、これでも、遠い過去だが、ちょっとした感想文を新聞に取り上げてもらったこともある。
師は自分の文章術について、読者の心に響くような一元半句さえあればよいということを語っていた。この記事の感想文にも、およそ釣りにはまったく関連性がない“ハシゴ”というような言葉を意識して使ってみたことが採用してもらえた要因かと自分では思っているが、毎回書くたびにそういった一元半句を求めているのだがそれがなかなかうまくはいかないのである。
毎日始発で出勤するようになり、ブログを書く時間がどんどん少なくなってきて、もっと短時間で目標の3000文字を書きたいと思っている。この本を読んで実践することでその能力が身に付くだろうか・・。
一応、このブログも起承転結パターンを意識して書いてみたが、うまく書けているかどうかはわからないし、目標の3000文字には程遠い文字数で今回も終わってしまった。
僕の文章修業はまだまだ続きそうである・・・。
僕がブログを書き始めたきっかけというのは、以前にも書いたことがあるが、釣りの記録と読書の記録の忘備録としてであった。釣りについてはいつごろどんな釣り方で何を釣ったかというのは次の年の釣りに多少なりとも役に立っている。また、読書の記録というのは、以前に読んだことがある本なのにそれを知らずに最後まで読んでやっとそのことに気付くというようなことがないようにということと、高校時代に書いた読書感想文があまりのひどさに赤面ものであったというトラウマをなんとか克服したいという思いであった。
もう、1000回以上もブログを書いているが、いつもなかなか考えがまとまらず、何かを書くということは何かを伝えたいという思いが少なからずあるはずなのだが、釣りでも読書の記録でも「これを伝えたい。」ということがはっきり書けない。
例えば11月12日のブログ。トピックスとしてはイソメを買うのを忘れたこととラインで指を切ったことだが前半と後半を読み比べてみると、「こいつはどちらを強調したかったのかがわからない。」ということになってしまったと自分でわかるのである。
10月1日の釣りでは、ジギングであんなに大きな魚を釣ったのは初めてで、その強烈なアタリと引きは自分の中では感動ものであったのだが、あとから読み返してみるとそういうところがまったくない・・。
もっとこう、自分が読み返してもわくわくするような文章を書きたいと思いながら図書館の中を歩いていると、「小説の書き方」のような本を見かけるが、小説並みのブログを書く能力はないということはわかっているなか、この本を見つけた。
著者は元日本経済新聞の記者だったそうだ。その経験を基にして文章を相手にわかりやすく、しかも素早く効率的に書けるという方法を解説している。
その方法のひとつは、タイトルのとおり、4つの文章構成のパターンを駆使するということで、その手法がメインになっている。
その他、一文当たりの文字数、読ませどころの設定法などが書かれている。
一番のポイントである4つのパターンはこういうものだ。
① 逆三角形
重要なことから順に説明していく方法。ニュース記事やプレスリリースなどに使われる。
② 三部構成
序論、本論、結論の三つのパートに分ける方法。見解とその根拠を示す必要がある論説や解説を書くときに適している。
③ 起承転結
冒頭で読み手の気を引き、最後まで飽きさせないことを目的とした展開のしかた。コラムなどの短めの「読み物」を書くのに適している。
④ 起承展転結
起承転結の応用で、ルポルタージュなどの長めの「読み物」に使われる。
新聞記事ではこういう文章構成を基本に、一文当たり40~60文字で書いていくそうだ。逆三角形パターンでは重要な部分ほど先に登場するので必要ならば後ろの部分をカットして記事の長さを自由に調整できるという。三部構成や起承転結パターンでは序論や、本論、起、承、などのパートをモジュール化することで複数の記者でひとつの記事を仕上げるという離れ業さえおこなっているそうだ。
朝のあわただしい時間に読むものだから、ほとんど読み飛ばすか、ただ眺めているだけになってしまっているが、そんな高度なシステムで作られている新聞はもっと尊敬しながら読まねばならないと改めて反省するのである・・。
読ませどころの設定としては、①知らなかった知識を得る。②予想や常識を覆される。③別々の要素がつながる。ということが大切だそうだ。読み手にとって、「新しいことを知る。」、「新しい視点を得る。」ということが面白い文章になるそうだ。
釣行記だけでは面白くはないと、帝国軍が登場したり、ばら積み船を宇宙戦艦ヤマトに見立てたりしているのだが、これが新しい視点といえるのかどうかはわからないものの、何かのアクセントにはなっているのではないかと思っている。しかし、これらもすでに何度も使っているネタなので新しいネタを組み込んでいきたいのだがそういったものも見つけていかねばならない。
もともと、自分のために書いているとはいえ、ネット上にアップしているということで、こんな駄文を読んでくれている人たちもいるわけで、少しは笑ってもらったり、ときにはうなってもらったりもしてもらいたい。
新聞記事風の文章は簡潔にしかもきちんと伝えるべきことを伝えることができると思うが、そういう意味ではもう少し読み物としての要素も取り入れたいと思ったりもしている。一応、これでも、遠い過去だが、ちょっとした感想文を新聞に取り上げてもらったこともある。
師は自分の文章術について、読者の心に響くような一元半句さえあればよいということを語っていた。この記事の感想文にも、およそ釣りにはまったく関連性がない“ハシゴ”というような言葉を意識して使ってみたことが採用してもらえた要因かと自分では思っているが、毎回書くたびにそういった一元半句を求めているのだがそれがなかなかうまくはいかないのである。
毎日始発で出勤するようになり、ブログを書く時間がどんどん少なくなってきて、もっと短時間で目標の3000文字を書きたいと思っている。この本を読んで実践することでその能力が身に付くだろうか・・。
一応、このブログも起承転結パターンを意識して書いてみたが、うまく書けているかどうかはわからないし、目標の3000文字には程遠い文字数で今回も終わってしまった。
僕の文章修業はまだまだ続きそうである・・・。
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