イレグイ号クロニクル Ⅱ

魚釣りの記録と読書の記録を綴ります。

水軒沖、加太沖釣行

2020年05月29日 | 2020釣り
場所:水軒沖、加太沖
条件:小潮 4:54干潮 9:51満潮
潮流:6:41 下り1.5ノット最強 10:29転流
釣果:サバ 17匹 マルアジ 2匹 マアジ(鬼アジ)4匹

前回は初島方面を目指して玉砕したので今日は菊新丸さんの情報をもとに北を目指した。
今日もいい天気だ。港内は無風。



紀ノ川河口を少し超えて魚探の反応を見ながら船を進めるが全然反応がない。水深40メートルを超えたところでほんのわずかだが反応があったのでとりあえず仕掛けを下してみる。



画面には映らないがアタリがあった。サバだ。その後はポツポツとアタリがある。魚は相当上ずっているようで道糸は10メートルほどしか出ていない。反応がないほどの群れなので仕掛けがもつれるほどの数は釣れてこないのである意味安心だ。

生け簀の中も少しにぎやかになってきたので、加太で釣れているという鬼アジを狙いに行ってみた。チョクリをやっていたところは大和堆ポイントからはほんのわずかな場所だ。そこから下り潮のポイントであるコイヅキへ。
確かに船団ができている。釣れているのだろうか。僕も船団の離れでスパンカーの準備を始めたのだが何本かあるロープがからまってしまった。ムーブの先っちょで絡まってしまっているので揺れている船の上では解くのに難儀する。ボートフックで押したり引いたりしながら30分近くかかってしまった。
やっと準備ができて船団の中に入ってゆく。船団は帝国軍のものではなく、同盟軍がほとんどだから安心だ。

その中の帝国軍の老戦士。おいくつぐらいの人なのだろうか。思わずかっこいいと写真を撮らせてもらった。かなり腰が曲がっていたので相当な年齢なのだろうが、仕掛けをサッと落としてサッと魚を釣り上げてサッと移動してゆく。ああ、こんな人にはかなわないと思いながら、こんな人になりたいと思うのだ。技術もそうだが、自分の力だけで自分の人生に寄って立つ。人はそう生きるべきなのだと背中で教えてくれているようだ。



そんなことを思っているうちに僕にもアタリが来た。
ものすごく大きい鬼アジだ。ゆうに40センチは超えている。体高も大きい。手で握れないほどだ。もう、これで満足だ。あと1匹釣ったら退散してもいい。その後もコイヅキの瀬の北向きの斜面辺りをウロウロしながら3匹追加。4匹も釣れれば御の字だ。多分10時頃まではチャンスがあるのだろうけれども午前8時半に終了。

鬼アジは捌いて刺身にしたが、確かに旨い。脂も甘みも最高だ。
サバは定番のサバサンドにしてマルアジは餃子の皮をカップに見立ててマリネを作って入れてみた。いつも同じような魚ばかりなので何か趣向を凝らさねば飽きられる。メニューを考えるのが大変だ。



そして午後からの日差しは真夏のそれのようだ。一気に暑くなった1日だ。

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