イレグイ号クロニクル Ⅱ

魚釣りの記録と読書の記録を綴ります。

船底塗装

2017年08月24日 | Weblog
今年も船底塗装の時期がやってきた。
本当はもう少し後にしたかったのだが9月はまとまった休みが取れそうにない。
まあ、お盆を過ぎれば多少は暑さも和らいでくるだろうとこの日に作業日を設定したのだが、今年の暑さは尋常じゃなかった。

朝はバタバタの出発になってしまった。一応、期末でもあるのでけっこうやることがある中で強引に2連休を入れたのだが、予定通りいけば普通に仕事が終わるところを予算修正の指示が来るのが遅かった。
午前4時に仕事の続きをやってから上架場所へ向かった。
去年と同じ和歌浦漁港だ。そして同じく今年もいつもコメントをいただくちからさんにお世話になっての作業だ。




港まで徒歩で戻り、



和歌浦漁港に向かう頃に朝日が昇ってきたがなんだか暑くなりそうな予感だ。



漁港に到着して早速上架。そして今年もシラス漁師の網代丸の船長さんも助っ人にかけつけてくれた。



ちからさんの船も一緒に上架し、隣同士で作業開始。

去年に比べて、プロペラにはあまりカキはついていないような感じがする。この夏、あまり魚が釣れなかったのはこんなところにも要因があったりするのだろうか?




船長さんはカキ落としも手伝ってくれ、約1時間で掃除を終了

プロペラとシャフトの下塗りを終えたところまではよかったがそこからが暑さからの戦いだった。日差しは強く、風も少ない。船の下に潜ると少しは楽だが時間が経つと日影が少なくなってくる。
そして塗料にもトラブルが・・・。「ラウンドアップ」という除草剤を混ぜると付着物が少なくなるという話を聞き試してみたのだが、混入した直後から塗料がゲル化しはじめた。あの、牛乳を混ぜたら固まり始めるデザートのような状態だ。
早く塗らないとどうなってしまうかわからない。休憩もせずに一気に塗りきったので余計に疲れが増してしまった。そしてさすが農薬だ、太ももに垂れた塗料の場所がヒリヒリする。風で散った塗料が顔に着くと顔もヒリヒリする。
ゴーグルを付けて作業をしていたので目は大丈夫だったがこれが目に入ったらどうなってしまっていたのだろうかと思うと効果のほどはどうであれ、ちょっと次からは躊躇してしまうのだ。素人が使う薬品ではない。

なんとか午後1時に塗り終え、少し休憩をはさみ生け簀の樋の防水作業をして、シャフトのパッキンも取り換えたかったのだがもうたまらずに作業を終えた。
一昨年も同じ日に上架していたが、その時はほ同じ作業工程で午後5時頃までかかっていたことを思うと、最初手伝ってもらったとはいえ、かなり効率よく作業ができたのではないかと思う。

 

ちからさんが差し入れてくれた氷の詰まったお茶の入ったクーラーボックスがなければいったいどうなっていたかわからない暑さであった。
家に帰って体重計を計ると69.3㎏。昨夜は72.9㎏もあったので相当なダイエットになった。



そして、翌日の今日、再び進水。
港に三輪車を置いて海岸伝いに和歌浦漁港へ移動。ここは遊歩道が続いているのだが、もったいないことに歩いている人が皆無のような感じだ。この辺りは「日本遺産」というものに認定されているそうだが、一度廃れてしまうと再度復興するのはかなり難しいのだろうか。ここら辺りは歩いて三つの漁港を回れるというものすごく良い立地だと思うのだが・・。



まあ、そんなことはさておき、相変わらずこの最初の航行が一番爽快だ。



帰港して空を見上げると雲は少し秋めいているようにも見える。



破れてしまっているスパンカーの取り換えもやらなければならないのだが、待っとけ!魚たち!という気分だ。

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