イレグイ号クロニクル Ⅱ

魚釣りの記録と読書の記録を綴ります。

紀ノ川沖、加太沖釣行

2014年09月28日 | 釣り
場所:紀ノ川沖、加太沖
条件:中潮 7:14満潮
潮流:6:02 転流 9:50上り最強2.7ノット
釣果:タチウオ9匹 サゴシ1匹

今日の友ヶ島の潮流は最高だ。時刻、流速、方向、申し分なしだ。日曜日で帝国軍もかなり出撃しているだろうけれども行かねばなるまい。

ポイントへは午前7時前に到着していれば十分なので朝はゆっくり寝ておこうと思ったのだが、季節はずれの蚊が耳元でうるさくて午前3時に目を覚ましてしまった。
せっかく早く起きてしまったのでタチウオを狙ってから加太へ向かうことにした。

午前4時半ごろ家を出ていつものスーパーへ向かう途中、火事?みたいな光景に遭遇してしまった。



民家の庭が真っ赤だ。こんなときは急いで駆けつけて状況を確認して119番なのだろうな。でも消防車が来るまでずっと待っていないとだめなんだろうな。そうすると出港時間が遅くなるな・・・。と思うものの、社会人の義務として火事のときは通報しなければならいだろうと意を決して原チャリから飛び降りた。
家に近寄ってみると、ホースを持ったおっさんが火のそばで番をしていた。しかし、けっこう広い範囲で燃やしてしてかなり高くまで炎が上がっていた。まったく人騒がせだ。まあ、危なくなればあのおっさんが自分で通報するだろうといつものスーパーに向かった。原チャリにまたがってすぐに自転車に乗った団塊の世代と思しきおっさんが僕に声をかけてきた。「あそこ、火が出てるけど大丈夫か?」と聞いてきたのだが、このおっさんも怪しいといえば怪しい。こんな時間に自転車に乗って何をしているんだ。
もう、こんな時間に起きている連中は新聞配達と釣竿を持っているおっさん以外はみんな怪しい。真夜中のスーパーでポリ袋に大量に氷を入れている僕も大概怪しいので人のことは言えないがやっぱりみんな怪しいのだ。
念のため、スーパーを出てもう一度現場に引き返したら、炎は小さくなっていたので一安心して港へ向かった。

出港時刻が少し遅くなって、一文字の切れ目を越えたころには東の空が少し明るくなってきていた。今日はエンジン場の灯りを点さなくても釣りができそうだ。
沖に出て仕掛けを下ろすとすぐにアタリがあった。それに今日は沖の一文字と新波止のつなぎ目で2艘の船がタチウオを釣っているので沖に出ずに地方で粘ることにする。
しかし、この海域で3艘もぐるぐる回っていると危なくて仕方がない。アタリもあまりない。やっぱり曲がり角を曲がった先にはいいことがあるに違いないのか・・・と紀ノ川側へ移動。う~ん。やっぱりいいことがあった。
こっちのほうがアタリが多い。最後には指三本を少し超えるサイズが二連でヒットした。

朝日が出てきたのでタチウオを終えて加太へ針路を変更。



今日の潮では僕のテッパンポイントがいいはずだ。
しかしここはあまりよくないのか、帝国軍はおろか同盟軍もこの海域にはほとんどいない。相当沖に出ている。



でも、僕には自信がある。自分を信じてこの海域で粘ることにする。
魚探にはかなり反応があるが、この反応は真鯛ではない。多分アジだろう。ゴカイを持ってくればよかったと思ったがあとの祭りだ。今日はここで作戦ミスを犯してしまっていた。
かなりこまめに移動を繰りかえして漁礁の上を丹念に攻め続けた。

午前9時くらいまでは穏やかな北風と適度の日差しとまったくないアタリのおかげで睡魔が押し寄せてくる。このまま寝てしまいたい・・・。



最初のアタリは午前8時半。やっぱり時刻どおりだ。しかしこれはすぐに離されてしまった。その間も魚探の反応は続くので舳先でチョクリの仕掛けを下ろしてみた。
何度かの移動のあとにこのチョクリにアタリが出た。サゴシだ。ボウズを逃れたといえば逃れた形になった。
真鯛のアタリはなかなか出ない。時々アタリはあるのだがフッキングまでには至らない。ビニールだけ取られたり、キズがついて上がってきたり。



これはどうも真鯛ではないようだ。

今日の最初で最後のフッキングは午前9時半。あまり大きくはないが間違いなく真鯛の引きだ。道糸を手繰りこんで幹糸に手を掛けてしばらくしてバレてしまった。残念。アタリが少ない日は食い込みも悪いようだ。
ロスタイム20分粘ってみたが今日はこれまで。木曽の御嶽山の噴火が原因か、台風17号が原因か・・・。言い訳はたくさんありそうだが、やっぱり作戦ミスが最後まで尾を引いた釣行になってしまった。

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