イレグイ号クロニクル Ⅱ

魚釣りの記録と読書の記録を綴ります。

紀ノ川河口釣行

2020年08月27日 | 2020釣り
場所:紀ノ川河口
条件:小潮 7:22干潮
釣果:タチウオ 26匹

今日は連休の最終日。昨日は安息日にしたので今日は目覚めがいい・・。(こともない)
前回は小船での出撃だったので今日は大きいほうでまずはタチウオを釣ってから加太に行こうと考えていた。同じ港のタチウオ名人、“ゆういっちゃん”さんも今日が今シーズン初のタチウオ釣りらしい。



なんだか期待が持てる。


午前4時半に出船。気温は少しましだが南の空や東の空に広がっている雲の中では雷が光っている。暗い中でこれを見るのはものすごく不気味だ。加太まで行く気が萎えてしまう。



沖の一文字の赤灯台を過ぎたところで仕掛けを下す。沖に向かって移動していくが正面からの潮の流れが強い。スロットルの上げ具合と体感の移動速度でなんとなく潮流を感じているのだがいつもの感じと違う。それに今は潮が下っていく時刻。普通なら沖に向かって流れているはずだがそれが逆だ。タチウオは餌を食べるのが下手だからあまり潮の流れがあると喰いが悪い。あら!今日も保険が保険でなくなるのかと思い、それは阻止せねばとなんとか魚の居場所を考える。紀ノ川の河口まで行けば川の流れに打ち消されて潮が遅いかもしれないと方向を変えたがこれがよかった。青岸の灯台の沖に差し掛かった時に型は小さいけれどもアタリが出た。
その後はその付近を潮の流れに沿って流すか斜めに横切るように流すとアタリが続いた。いつもは潮の流れに逆らって流すほうがアタリが多いので今日は逆である。ただ、アタリがあっても魚もこっちへ向かって流れてくるのでアタリが小さくわかりにくい。一度たぐって聞いてみないと空振りか鉤に乗っているのかわからないし、引きで大きさがわからない。仕掛けまで手をかけてはじめて大きさがわかる感じだ。
去年は型ぞろいであったけれども今年は型がまちまちだ。小さいのはベルトサイズで傷の深くないのは逃がさないとかわいそうな感じだが、幸いにして大きいものも混ざってくる。最大はほぼ指5本くらいある。洲本サイズと言ってもいいくらいだ。

これだけ釣れれば加太に行かなくてもいいのではないかという考えが浮かんでくる。もともと、行っても確実に釣れるわけではなく、今日も猛暑の予報、ましてや今朝の暗いうちの雷でモチベーションは相当低くなっている。

一昨日も釣っているのでウチにはまだストックがあり、これは生石山に住んでいる、森に暮らすひまじんさんに届けるにはちょうどいいんじゃないかと思いついた。去年は最初から型がよかったのでこのタチウオを狙いに来ていただいたが、今年は出だしは型が小さく、数も少なかった。それに大阪に通勤している僕としてはコロナウイルスも心配なので誘い辛かった。以前から、奥様はタチウオが大好きだとお聞きしていたし、そう考えたら善は急げだ。アタリが少なくなったころを見計らって早々にポイントを離脱して渡船屋で鮮度を保つための追加の氷を購入して帰途についた。

帰宅途中にメールでご在宅を確認してみるとひまじんさんは今日も鮎釣りに出られるそうだ。でも、奥様はご在宅らしいのでもう少ししたら家を出ますとお伝えして生石山を目指した。

さすが標高800メートルの高原だ。麓よりも5度ほど気温が低い。虫は多いようだが、暑くてうだるようなことがない。人も少なくコロナの心配もここでは無縁だ。奥様曰く、今年ほどここに住んでいてよかったと思うことがないというのはそのとおりだろう。

夏に生石山に登るのは初めてだが、道路沿いはあふれるような緑だ。ワラビやイタドリが取れる斜面も緑に覆われ、ワラビの葉っぱの勢いがすごい。じっくり養分を蓄えて来年の春もたくさんの芽を出してくれと祈りながら下山した。


夕刻、ひまじんさんから電話があり、今度はこちらに今日釣れたアユを持ってきてくださるとのこと。お疲れのところ申し訳ないですと固辞したけれども、釣り具を買いにいくついでに寄りますとおっしゃってくださるが、釣り具を買いに来られるというのは方便だとわかりながらアユなんか長いこと食べていないと思うと思わずよろしくお願いしますと言ってしまった。
叔父さんがアユ釣りをしていたころはよく貰ったものだが心臓を悪くしてやめてしまったのでここ4,5年は食べていない。
ひまじんさんは今日の釣果のほとんどを届けてくれた。申し訳ないことだ。



さっそく塩焼きにしてもらって食べると、「ああ、あの味!!」だ。天然物のアユなんておいそれと買ってたべられるものでもなくご無沙汰の味。美味しい。

今日の夕食はタチウオが天然アユに変身!ということになった。


今日の空には不思議な光の筋が出ていた。
東の空から放たれたひかりの筋は西の方に向けて広がっていくのだが、その光は西の空を向くと今度は1点に収束してゆく・・。
こんなことがあるのだろうか・・。というか、実際に写真として捉えているのだから間違いがない。どんなメカニズムなのだろうか?

 


コメント (2)
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