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イレグイ号クロニクル Ⅱ

魚釣りの記録と読書の記録を綴ります。

水軒沖釣行

2013年07月15日 | Weblog
場所:水軒沖
条件:小潮4:38干潮
釣果:ボウズ

今日がダメなら今年のチョクリ釣りは終了だ。背水の覚悟で臨んだがやっぱりダメなものはダメだった。

予報どおり海にはうねりが残っていた。画像ではよく分からないが、振幅の長い波が船を揺らしている。



もともと船に弱い僕には堪える波だ。夕べ飲んだワインが逆流しそうになる。
今日は紀ノ川の沖方面を目指した。南海フェリーの航路のすぐそばだ。



潮はまったく動かず、仕掛けは真下に降り、魚探にも僕の鉛の影が映っている。ものすごく飛ぶのもかなわないが、こうやって潮がまったく動かないのはもっとかなわない。
気分転換に古くなった衣装を一新してみたが、こんなものはまったくおまじないにも何にもならなかった。



空は夏の朝の清清しい様相をしめしているが、僕の心は澱んだままでせめて燃料の消費だけでもセーブしておこうと午前6時に引き上げてしまった。
これで今年のチョクリ釣りにいくモチベーションは完全に失せてしまった。夏のメインターゲットを失うのは大きな痛手だが、まったく魚を釣り上げる自信というものがなくなった。
よほど確証のある情報でもないかぎり行かないでおこう。あとはキス?スズキ?う~ん。どれもこれも厳しそうだ。




クーラー空っぽだとかえって叔父さんの家を訪ねるのに気が楽だ。おすそ分けをする分がなくて、自分の家のおかずだけというのが一番心苦しい。
今日は堂々と、「ダメでした。」とユズこしょうを作るためのとうがらしを植えてもらっているのでそれを収穫に行ってきた。
お前も手ぶらでは帰れないだろうとやさしいことばをかけてくれ、バイクに乗り切らないほどの野菜を持たせてくれた。
なんともやさしい叔父さんと叔母さんだ。




家に帰って船の燃料補給を終え、何年ぶりかで新品の釣竿を買いに行ってきた。
中古を買うか、自分で作るか、物置にある古いのを引っ張り出してくるかしかしていなかったが、スズキを釣るのはエギングロッドやバスロッドではどうもしっくりいかない。
もう少し本格的にやってみようと決意し、思い切って買ってみた。
といっても1万円もしない竿なのだが・・・。
もっと若い頃は磯竿でもルアーロッドでも上から数えたほうが高いものを買っていたが、ダ○ワやシ○ノの製品価格がどんどん上がり、逆にこっちは持っているお金がどんどん少なくなって、買うことができるものがなくなってきてしまった。20数年前に買ったシーバスロッドは確か3万円以上した。遠い昔の夢物語だ。

この竿は和歌山では日曜日の朝に放送している全然おもしろくない釣り番組にたまに出演するひとが所属するメーカーのもので、個人的には好感を持てるものではないが、魚は腕で釣るもの、道具で釣るものではないと自分を言い聞かせてというか自分をごまかして次の釣りに使ってみようと思うのだ。しかしまぁ、OEMメーカーでも仕上がりだけを見ていたら相当な出来栄えだ。