イレグイ号クロニクル Ⅱ

魚釣りの記録と読書の記録を綴ります。

「遥かなる魚たちの呼び声」読了

2013年07月12日 | Weblog
中嶋憲 「遥かなる魚たちの呼び声」読了

"釣りの画文集"と書かれているだけに、著者は画家で、本文にもたくさんの絵画が出てくる。
アラスカに頻繁に行っていたらしく、半分以上はアラスカ、カナダなどでの体験談になっている。

ネットで調べて見てもあまり出てこない人なので、画家としては巨匠といえる人ではなかったのだろう。
画を見てみても、小さい頃、友達の家で、ちょっと大き目の家の玄関によくあるようなそんな感じの画だ。

著者も、釣りに溺れていなければもっと大成したかもしれないと書いているが、それはそれでこの人もこうは書いていながら満足だったのだろう。

レベルは違うが、僕も会社のことは忘れて魚釣りに溺れてみたいと思っているのだが、そこはいかんせん凡人の悲しさ、やはりそういうことが頭をよぎるとやっぱり釣りも面白くない。
釣りの鍛錬もそうだが、心の鍛錬も必要だ。

この本は献呈本らしく、著者のサインと贈った相手の名前が書かれている。
もらった人は伊藤周左ヱ門というらしい。ネットで調べて見ると新潟県の南の端のほうで山小屋を経営していたひとのようだ。アウトドアつながりでほぼ間違いはないだろう。
どうやってこの本が大阪にやってきたのかは知らないが、古本の世界も奇妙なものだ。
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紀ノ川河口釣行

2013年07月12日 | Weblog
場所:紀ノ川河口
条件:中潮8:09満潮
釣果:ボウズ

台風7号が近づいている。予報では波は2.5メートル。うねりもあるらしい。
さて、どこへ行くか。なんとかサバを手にしたいものだが、沖はあきらめたほうがいいだろう。多分酔ってしまう。

こんなときはやっぱりスズキ狙いだ。
この魚は釣ってもおもしろいし食べてもまったくクセのない美味しい魚だ。

今日の朝は起きるのが遅くなってしまった。
しかし、夜明けはなんとも美しい。

 

南に向いている右岸の岸壁を見てみると予報どおりのうねりが押しよせている。



しかし、こっち側はまったく穏やかだ。



前回に対して今日はまったくボイルがない。
トップからはじめるが案の定アタリはない。リップレスミノー、バイブレーション、ソフトルアーメタルジグ。全部ダメだ。

ここはキスもよく釣れる場所なので300円分だけ石ゴカイを用意していた。
しかし、ゴカイにアタってくる魚もまったくない。
なぜかスレで引っかかったギンタが1匹。



今日はこれで終わりだ。

前回との違いは何だろう。
潮の干満を見てみると、前回はほぼ引き潮に掛かる時間帯に釣りをしていた。今日はまだ潮が上げてくる時間帯だ。
キスを釣っていても上潮は当然のことながら下流を向いているが、底潮は間違いなく停滞しているか上流を向いているようだった。
この二枚潮が悪いのか、それともうねりの影響なのだろうか・・・。
もっと経験を積まないと答えは出てこないのだろう。

今年の夏の釣りはどんどん打ち手を失ってしまう。
気候のせいだろうか、それともどうもうまくいかない仕事の悩みのせいだろうか?
どちらにしても気持ちよく釣りをするためには向後の憂いをとり除いておかなければならないのには間違いはない。
釣りも仕事も憂鬱なときがしばらく続きそうだ。

心は憂鬱でも季節はすっかり真夏になってしまった。
午前7時を過ぎると、デッキの上では耐えられないほどの暑さがやってくる。
早く気持ちも切り替えなければ・・・。

コメント (4)
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