イレグイ号クロニクル Ⅱ

魚釣りの記録と読書の記録を綴ります。

紀ノ川沖釣行

2013年07月08日 | Weblog
場所:紀ノ川沖
条件:大潮 5:44満潮
釣果:セイゴ 1匹

予報では波はちょっと高い目だがこの季節の波高2メートルは余裕で出ることができるだろう。
家に帰って釣りの仕度をしていると奥さんが、「何、してんの?」というので、何って、釣りに行くに決まっているだろう。といぶかしんでいると、「明日、法事やで。」と言うではないか。
じぇじぇ~。28日じゃないの?と言うと。あきれられることひとしきり・・・。父親の13回忌の法事が今日であったらしい。

う~ん、これでは釣りに行けないじゃないか。
こんな日に殺生の算段を立てるのもなんだかと思うが、そこは釣りバカだった父親の供養は釣りに行くことでしかできないだろうとねじれた解釈をめぐらせる。そうだ、こんなときは勝負が早いスズキ釣りがあるではないか。例年は8月に入ってからの2週間だが、釣れる可能性はあるだろう。

とにかく早く出ないと釣りをしている時間はわずかしかない。
今日も午前3時半に家を出た。小船の方での出撃だ。

一文字の切れ目を出て見ると、南西からの風が強くて少しうねりがある。大きいほうの船ではなんともないが、この、小さな船と僕の小さな肝っ玉では双子島の沖まで出るのは困難だ。
針路を変更し、紀ノ川沖へ向かった。エネルギーセンターの前に伸びているテトラの一番沖へ投錨した。周りを眺めて見ると、もっと陸に近い場所でボイルがある。
そのうちこっちへも近づいてくるだろうと思ったが、これが結果的に間違いだった。

まずはトップウオーターで攻めて見るがアタリはない。小さなリップレスミノーに切り替えてみるとアタリが出た。
魚は小さい。40センチもないだろう。
その後、メタルジグにアタリがあったがバレてでまった。

ポッパーやグラブも試してみたがアタリはない。その間も、陸に近いあたりではボイルが続いている。
残り時間45分で今後のポイント調査のつもりで場所を移動して再開。
トップですぐにアタリが出た。しかし、再びバラしてしまった。またアタリ。これもバラシ。これだけ明るくなってもトップに出てくるのだから、こっちに最初から来ておくべきだった。わずか7、80メートルほどの違いだが全然アタリの数が違う。



ルアーの後ろで魚が跳ねたりなんかの場面もあったが、4回のバラシのあとタイムアップ。午前6時15分に釣りを終了。

ルアーを追って水面に炸裂する魚のしぶきを見るのはやっぱり楽しい。
次回のチョクリで釣果が出なければ、今年はスズキにでも専念してみようかと考えてしまった。

家に帰って菩提寺の住職にお経をあげてもらって、その後お寺へ。
ここでも神妙にお経をあげてもらって日ごろの殺生の罪滅ぼしということにした。

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「漂えど沈まず 開高健名言辞典 巨匠が愛した名句・警句・冗句200選」読了

2013年07月08日 | Weblog
滝田誠一郎 「漂えど沈まず 開高健名言辞典 巨匠が愛した名句・警句・冗句200選」読了

魚の尻尾と頭を取ってしまうとそれが何だったのかがわからなくなってしまう。
いくら師の名言とはいえ、文章の中でこそ生きてくるのだろう。
谷沢永一をもってしてもそれを生かすことができないわけで、この著者が挑んでもそれは無理な話だ。

小学館から出版される電子書籍の出版記念(=宣伝のため)の本らしいが、師の著作を利用して商売をするのはどうだかな~と思ったりする。
それでも僕のような人間がパクッと喰いつくのだからきちんと商売になっているのだろう。
まあ、会社で記念品としてもらった商品券がなければ僕もきっと買ってはいなかったのは確かだ。

本は紙で読み、自動車にはクラッチが付いていないと納得がいかない僕ではあるが、この電子書籍にはまだ読んだことがない著作がある。この際、買ってみようかと思い悩む今日この頃である。
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