リベルテールの社会学

生きている人間の自由とは、私の自由と、あなたの自由のことだ。そして社会科学とは、この人間の自由を実現する道具だ。

社会主義と直接民主制

2011-11-05 22:42:37 | 断片
 こんばんは。まったりと時間が過ぎいつのまにか平日夜時間の今日休日。

 更新は明日にしようと思っていたところ、あにはからんや、本日のテレビ。
 「家人がつけた」衛星放送、
 題名:震災復興コンサート
 出演:さだまさし、南こうせつ、相川七瀬、夏川りみ、河村隆一

 うーーむ、みんな、なかなかよかったぞ。
 こうせつは観なかったけれど、あと4人、さすがだね。
 こういう、人間の道を進もうという意欲のある人間たちは、もとの性格がどうでも、けちのつけようがない。
 たとえさだまさしのように、しもぶくれになろうと、マーチンじゃなくてヤマハギターを使おうと、それで表現活動が進むならそれ以上のなにが必要だ、みたいなもんですね。
(「関白宣言」は疑いを持たせたけれど「関白失脚」を続けて言えるA型チックな反省度は認める価値があるし)

 さておかげさまで、書き出してしまった「ためになるブログ」、なんかためになることをいわなければ。
 
 その1 TPP。
 民主党が拝金主義者だって以前展開しましたっけかね。価値的理想がなければカネに向かうしかない、って1年前下書きした覚えはあるけれど、探しても下書きはもうなくて。別に書いても皆様のためにならないのでほっといたと思うけど。
 というわけで、TPP反対デモに自民党が出たって。
 まったくさ。お茶もみかんも売れる必要がない反面、米が自給できなくなったら独立国じゃないぜ。
 自民党は右翼だから知ってるだろうが、彼らは真珠湾攻撃は、日本の石油輸入をアメリカが止めたからだ、などといっているのだぜ。
 仮にそうだとして、石油でヒステリー起こすぐらいなのに、米の輸入止められたらこの国はどうするんだね、明日食う飯もなく。発狂する以外なかろう。といって発狂しないならアメリカの属国さ。
 
 バカかね。民主党。 
 そんなもの原子力発電以前の問題だよ。
 
 の2 机上の民主主義亡霊。
 私の好きな宇野弘蔵の、しかしバカ弟子たち。
 せんだって、「しかと」弟子の馬場宏二(「資本主義は必然的に壊れるけどそれが何か」主義者)が死んだというより亡くなったところですが(そんなに嫌いではない。他の奴ほど悪人じゃないから)、昨今読んだ「現代社会主義の可能性」なる居並ぶ転向右翼の著、2人ほど例外はいますか。
 現代社会主義の可能性 、大内力編、東京大学出版会、1975.
 ともかく大御所の大内力が転向してるからどうしようもない。ほんと講談じゃない講壇左翼とはよくいったものだ。
 
 彼等によると、人民はみんな政治の意思決定に参加しないといけないんだね。だから、先進国で社会主義や共産主義は作れないんだって。村の直接集会なんて都市社会ではできないからだと。
 べつに西部邁がいうならスルーしてやるが、60年間左翼を通した(親が親なので生まれた時から)、大内力だぜ。タコ。
 
 考えてみーや。どんな直接政治参加だって、自分と自分の家族が餓死する決議があって、「はいそうですか、民主主義ですね、従いましょう」、なんていう人間の集合体があるかよ(注;1人ならありうる)。
 いいやない。そんなものは高給取りの親の代からの東大教授の頭の中にしかない。
 
 民主主義というものは、資本主義の中ではギリシアのデモクラシーの話ではないのだ。それが資本主義勃興期、王侯貴族からの人民の解放の思想として活性化できたから生まれ変わった価値にすぎないのだ。
 
 本当はそうではない。
 われわれ人民は、民主主義であろうがなかろうが、あくまで明日の生理的安全を確保し、さらに今日の賞賛と優越を確保する政体であればいいのだ。
 しかし、国家と資本主義が強力(ごうりき)を握っている資本主義においてはそれはならず、また、国家が強力を握るだろう社会主義一般でもそれはならない。
 そうではなくて、たとえ政体が直接議会をとらずとも、社会主義等を超えた「ある種の」体制で、人民個人の生理的安全と、人民間での生活の中での賞賛と優越がクリアされればそれでよいのだ。
 違うかね?
 人は政治の直接制で何を得たいのかね?
 何かを得たい人間がいるとすれば、その対象は権力だろ?
 アナーキストは、その前提の存在する権力をなくせといっているのだ。
 
 の3 大内力等の農業認識
 
 は、来週。
 
 よみづらくて失礼したでしょう、これも断片=酔言カテゴリーにいれておきましょうか。


コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 秋本番 | トップ | 社会主義と農業 »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

断片」カテゴリの最新記事