いよいよ市役所のホームページ改定作業がキックオフ。
まずは高度情報化推進委員会で、ホームページ改定作業にあたって、次長・課長さんたちの協力を要請。
既にこの上部機関である部長以上を対象とした庁議でも、私が担当して作業の推移を見守ることについて市長及びもうお一人の副市長の了解を得ていると伝えているのですが、各階層の会議が行われるたびに姿を見せてコミットしている姿勢を見せようというのです。
この会議では、実質的な作業部隊としてワーキングチームを作ることを了解し、引き続いてワーキングチームと今回このホームページ改定業務を請け負ったNTTさんとの顔合わせ会合をもちました。
この会合にあたっては、事務局から「ぜひ檄を飛ばしてほしい」というお願いをされていて、私もぜひ伝えたいことがあるという思いで、15分ほど話をさせていただきました。
ここで伝えたのは、今回の「ホームページ改定の意味とその活用について」です。
まず最初は、
1.デザインとレイアウトの改善による見え方の大幅な向上が期待されるので、今のホームページの問題点を把握したうえで、最新のノウハウを投入して情報の見せ方とアクセシビリティ向上を図ろう、ということ。
次に、
2.何を発信するのかというコンテンツの問題として、「行政情報は怖れずにできるだけ開示をする流れ」を前提としたうえで、釧路ならではの特徴あるコンテンツ、魅力あるコンテンツの発信強化をしようということ。
また、受信した人が新たな価値を手に入れるのがより良い情報だという認識に立って、良い情報を提供しよう。
また次に、
3.どのように発信するか、という情報発信マインドとスキルの向上問題。
出すべきことと出すべきではないことの峻別力、文章の表現などの情報発信スキルは引き続き向上を図らなくてはなりますまい。
そのうえで、情報を受け手側(市民、市外来訪者、世界)に、より理解してほしいというマインドの向上とその維持に努めたい。できればSNSとの連携なども模索したいところです。
さらに、
4.外部機関との適切な連携も必要ということ。
これからは、市が管理を委託している各種施設の指定管理者の皆さんにも、今後情報発信レベルを向上してもらうことが必要です。
発信される情報の量、質、連携と関係性強化への努力は評価の一つの指標となるでしょう。
さらには、災害時などはネット市民の協力を受けての情報伝達のあり方などにも工夫の余地が大いにあるでしょう。
最後に、
5.ホームページへの取り組みそのものは釧路の都市経営力の分かりやすいシンボルとなる、ということ。
キーワードとして都市経営を標榜している以上、まずは組織として情報を的確に発信しているかどうかは、大いに評価の対象となることでしょう。
また、多少無理を言って、「少なくとも全道一のホームページを目指そう」という目標も掲げました。情報の発信力で他都市との差別化を大いに図りたいところです。
※ ※ ※ ※ ※
そんな釧路市の情報発信のシンボリックな頑張りの一つが、この4月からスタートした「多言語によるホームページ情報の提供」です。
従来は外国語では英語のみの情報提供でしたがこれを全面的に改定して、英語、中国語(簡体字・繁体字)、韓国語、ロシア語、ベトナム語の6言語でお届けしています。
【他言語はこちらから】
【この六つの言語で提供中】
多言語での情報提供というと、主に観光客を対象とした観光情報として行っている自治体が多いところ。
それを釧路市では、「市の概要」、「暮らしの情報」、「緊急時情報」、そして「訪れる」という多分野で上記の六言語によるコンテンツを提供しています。
中でも特徴的なのは、防災情報の充実に力を入れた点です。
【例えば繁体字で訳された津波防災ハザードマップ】
これは在住外国人はもちろん、観光など様々な目的で釧路を訪ねてくる来訪者に安心をお届けするためです。
津波ハザードマップまでを多言語で提供している自治体はそうはないでしょう。これも担当の職員が情報提供の在り方について突き詰めた素晴らしい成果と言えるでしょう。
※ ※ ※ ※ ※
多言語化の作業と言うと、自動翻訳ツールに頼って訳の分からない文章を作る失敗事例もある中、釧路では原稿チェックに在住外国人の皆さんのご協力もいただきました。
こうした市民の力を巻き込みながらより良い情報提供を目指すひたむきな努力を、今回のホームページ改定の一つの優良先行事例としたいものです。
単に多言語の数をいたずらに競うのではなく、実質的な意味のある情報提供を大切にしたいと思います。
さて、個人的にはサポートをしてくださるNTTさんの経験と実績、そして提案力にも大きく期待をしています。
職員にも頑張ってもらいますので、より良いホームページづくりへのご協力をよろしくお願いします。
まずは高度情報化推進委員会で、ホームページ改定作業にあたって、次長・課長さんたちの協力を要請。
既にこの上部機関である部長以上を対象とした庁議でも、私が担当して作業の推移を見守ることについて市長及びもうお一人の副市長の了解を得ていると伝えているのですが、各階層の会議が行われるたびに姿を見せてコミットしている姿勢を見せようというのです。
この会議では、実質的な作業部隊としてワーキングチームを作ることを了解し、引き続いてワーキングチームと今回このホームページ改定業務を請け負ったNTTさんとの顔合わせ会合をもちました。
この会合にあたっては、事務局から「ぜひ檄を飛ばしてほしい」というお願いをされていて、私もぜひ伝えたいことがあるという思いで、15分ほど話をさせていただきました。
ここで伝えたのは、今回の「ホームページ改定の意味とその活用について」です。
まず最初は、
1.デザインとレイアウトの改善による見え方の大幅な向上が期待されるので、今のホームページの問題点を把握したうえで、最新のノウハウを投入して情報の見せ方とアクセシビリティ向上を図ろう、ということ。
次に、
2.何を発信するのかというコンテンツの問題として、「行政情報は怖れずにできるだけ開示をする流れ」を前提としたうえで、釧路ならではの特徴あるコンテンツ、魅力あるコンテンツの発信強化をしようということ。
また、受信した人が新たな価値を手に入れるのがより良い情報だという認識に立って、良い情報を提供しよう。
また次に、
3.どのように発信するか、という情報発信マインドとスキルの向上問題。
出すべきことと出すべきではないことの峻別力、文章の表現などの情報発信スキルは引き続き向上を図らなくてはなりますまい。
そのうえで、情報を受け手側(市民、市外来訪者、世界)に、より理解してほしいというマインドの向上とその維持に努めたい。できればSNSとの連携なども模索したいところです。
さらに、
4.外部機関との適切な連携も必要ということ。
これからは、市が管理を委託している各種施設の指定管理者の皆さんにも、今後情報発信レベルを向上してもらうことが必要です。
発信される情報の量、質、連携と関係性強化への努力は評価の一つの指標となるでしょう。
さらには、災害時などはネット市民の協力を受けての情報伝達のあり方などにも工夫の余地が大いにあるでしょう。
最後に、
5.ホームページへの取り組みそのものは釧路の都市経営力の分かりやすいシンボルとなる、ということ。
キーワードとして都市経営を標榜している以上、まずは組織として情報を的確に発信しているかどうかは、大いに評価の対象となることでしょう。
また、多少無理を言って、「少なくとも全道一のホームページを目指そう」という目標も掲げました。情報の発信力で他都市との差別化を大いに図りたいところです。
※ ※ ※ ※ ※
そんな釧路市の情報発信のシンボリックな頑張りの一つが、この4月からスタートした「多言語によるホームページ情報の提供」です。
従来は外国語では英語のみの情報提供でしたがこれを全面的に改定して、英語、中国語(簡体字・繁体字)、韓国語、ロシア語、ベトナム語の6言語でお届けしています。
【他言語はこちらから】
【この六つの言語で提供中】
多言語での情報提供というと、主に観光客を対象とした観光情報として行っている自治体が多いところ。
それを釧路市では、「市の概要」、「暮らしの情報」、「緊急時情報」、そして「訪れる」という多分野で上記の六言語によるコンテンツを提供しています。
中でも特徴的なのは、防災情報の充実に力を入れた点です。
【例えば繁体字で訳された津波防災ハザードマップ】
これは在住外国人はもちろん、観光など様々な目的で釧路を訪ねてくる来訪者に安心をお届けするためです。
津波ハザードマップまでを多言語で提供している自治体はそうはないでしょう。これも担当の職員が情報提供の在り方について突き詰めた素晴らしい成果と言えるでしょう。
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多言語化の作業と言うと、自動翻訳ツールに頼って訳の分からない文章を作る失敗事例もある中、釧路では原稿チェックに在住外国人の皆さんのご協力もいただきました。
こうした市民の力を巻き込みながらより良い情報提供を目指すひたむきな努力を、今回のホームページ改定の一つの優良先行事例としたいものです。
単に多言語の数をいたずらに競うのではなく、実質的な意味のある情報提供を大切にしたいと思います。
さて、個人的にはサポートをしてくださるNTTさんの経験と実績、そして提案力にも大きく期待をしています。
職員にも頑張ってもらいますので、より良いホームページづくりへのご協力をよろしくお願いします。