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JR車内検札が不要になる日

(嬉野温泉大村屋より)

今夜、嬉野温泉にいる。

飛行機嫌いの自分は昔から九州への出張にJRを利用することが多い。昔に比べて車内検札の方法が少しずつ変ってきていることに気付いていた。かつては全乗客の検札をするのが普通だったように記憶している。だからのぞみなどで複数回数検札を受けることがあった。あるいは検札があった後の駅から乗ってきたときは、検札が無しで済んでしまう場合もあった。

ところが最近座席指定の車両では一度検札を受けると、座席がチェックされて、2度検札を受けることは無くなった。検札も手間が省けるから何度か回ってきて、新しく乗車した客だけを検札していく。検札が漏れることも少なくなっただろう。車掌も省力になり乗客も一度検札を受ければ重複が無くていい制度だと評価していた。

しかし、さらに考えれば、座席指定は前もって売れていることが判っている席であるから、車掌にその情報が渡っていれば、売れている座席に乗客が座っている限り、検札の必要はないのではないかと思った。売れた情報が無い席に座っている乗客だけを検札すればよい。座席指定の購入のタイミングで車掌に情報が渡らない席だけを、検札してカバーすることにすれば、車掌も楽になり、乗客も気分が良い。

これだけコンピュータが進んでいるのに、情報を車掌に渡すシステムが整備されていないのだろうかと不思議に思った。

最近、のぞみで検札を受けていて、車掌さんが切符をほとんど見ずに、複数枚数ある切符の一番上に検札済み印を押して返すようになったことに気づいた。前は3枚あればその全てを見てから返していたように思う。売れている座席情報が車掌さんの手元に届くようになり、経過措置として、切符を持っていることの確認で済むようになったのだろうと推測していた。

今日博多から特急みどりに乗った。車掌さんが検札しながら回ってきたので、いつものように切符を見せようとすると、手元のメモを見ながら、けっこうです、といって切符を受け取らずに先へ進んで行ってしまった。こんなことは初めてであった。売れている座席情報が渡るようになって、いよいよ検札の省略が出来るようになったのだろうか。確証はないが、今後も注意して見ていようと思った。

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嬉野温泉に入った。とろりと肌にまとわり付くようないい温泉である。ただ、旅館の大浴場には、親子が一組入っているだけで、小学校低学年くらいの子供に父親が飛び込み練習をさせていて、騒がしくてたまらない。温泉入浴マナーの違反である。
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