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「鉄腕バーディー」⑧

 バーディーシフォンって、後姿はほとんど裸なんですね。二巻から七巻まで読んでて気が付かなかった。八巻の表紙絵で分かりました。宇宙人の彼女のユニフォームは嬉しいカラフルコスプレで半裸ですが、後姿は気が付かなかったなあ。今まで、彼女の戦闘シーンいっぱい出てたのに、俺としたことが不覚。でした。この八巻に出ている、バーディーの同僚カペラティティスも見た目男の子ですが、バーディーと同じコスチューム姿だから、この半裸が連邦警察の捜査官の制服なんですね。もっとも見た目可愛い男の子、カペラは実は残忍でしかもバーディーより年上だそうですけど。


 という訳で「鉄腕バーディー」の最新刊第八集が出たので、早速買ってきまして読み上げました。面白かったです。バーディーの追って来た、宇宙の凶悪テロリスト、クリステラレビの右腕だというゴメスという見た目ナイスミドルなおじさんはものすごく強いみたい。クリステラレビ一味が使っている「人形」というのがまた、強い。この「人形」はいったい何なのだろう?ロボットなのかなあ?今回では、バーディーよりも強いんじゃあー(?)って思わず思ってしまう(何じゃあー?)カペラティティスが、人形の一人にやられて敗退する。「鉄腕バーディー」も登場人物が多くてお話がけっこう錯綜していてちょっとややこしくもあります。でも今のSFヒーロー漫画ってお話が複雑ですよねー。もうひとつの愛読、今四巻までの「Zマン-zetman-」なんかも読んでいると難解だもんなー。「Zマン」は展開が、どひゃっびっくりっ、の世界ですからね。「Zマン」のは場面急展開でややこしいです。ああ~、昔のSFヒーロー漫画は単純で大変解り易かったものだが。あの手塚治虫先生の作品でさえ。

 あ、「鉄腕バーディー」でした。集英社の「Zマン」という漫画の事はまた書きます。我らが、コスプレナイスバディの美人お姉さんバーディーは、宇宙連邦の捜査官で、いわば特務婦警さんですね。僕には、これが少し気に入らない。まあ、そういう物語だからいいんだけれど、僕はどっちかというと、主役が警察官というのはなんかいまひとつ好きでない。昔から。別に僕の過去、警察にお世話になり痛い目を見た経験がある、それで警察が嫌いだから、という訳ではありませんが、な~んか昔から、推理小説でも警察官が主人公のはあまり気が進まない。だから小説も刑事ものはあまり読んでないですね。刑事がいっぱい出てきても、主人公が私立探偵なら良い。それが名探偵ならもう大好き。警察官がいっぱい出ても、主人公が素人探偵とか普通一般の人なら許せる、読む。どうしてかよくわかんないんだけど、権力がバックアップの刑事が主人公なのは面白くないんでしょうね。国家警察という強大なバックの力の犬みたいのより、一匹狼とか痩せた一匹の野良犬の方が応援したくなる、という何かそんな心情ですね。こんな事書くと、警察小説の書き手や敏腕刑事の推理物のベストセラー作家や、警察そのものに怒られそうですけど。野良犬探偵のハードボイルド味の小説、好きですねえ。だから、素敵なお姉さんバーディーのその身分がちょっとひっかかるが、まあいいか、面白い漫画だし。あと、犬さんごめんなさい。「権力の犬」とかに使って。僕はけっこう犬好きで、ワンちゃんは可愛いです。独裁者が、凶暴な犬をいっぱい飼ってて、反政府主義者に「やれ!」とかって襲い掛からせたら、それは間違いなく「権力の犬」のような気がする。

 敵方親玉クリステラレビって、地球の日本で新興宗教団体やってて、スピリッツって宇宙の麻薬で人間を狂猛な獣人にして私設最強兵団を作ろうとしているみたい、どーもそんなふう。え~と続き9集は05年6月3日発売予定だって。


 レンタルDVDで「バイオハザード‐アポカリプス」を見ました。面白かったです。部屋で一人で寝転がって映画見てると、疲れちゃって途中止めて眠ってしまうんだけども、これは途中トイレ以外続けてみた。だいたい家で寝てレンタ洋画見てると、2時間ものを三回くらいに分けて見てるね。まあ四回分けもあるけど。これは面白かったです。B級SFだのB級ホラーだのいわれるかも知れないけど、そのスピード感にずんずん引っ張られ、引き込まれ、ラストまで続けて見通しました。初めのよか2の方が面白かったです。


 アポカリプスって何の事かと思ったら、和訳すると黙示録なんですね。「バイオハザード」の続編2ですが、これのラストも次回作を期待させて終わる。次のエピソードへとお話は展開しますよと、思わせて終わる。最近のハリウッドSF大作は三本目四本目と続編が続くシリーズ物が多いですね。
 「バイオハザード」の1は、ゾンビホラーもので、勇ましい女主人公が二挺拳銃で戦うけど、だだっ広いが閉ざされた地下空間内での、ゾンビ怪物から逃げ続ける、いわばサバイバルドラマ。こちらはホラーです。でも2作目の方は、ぐんとSF色が強い。ゾンビの素ウイルスを作った大企業が、うようよいるゾンビの中に故意に作り上げたまるでエイリアンやプレデターみたいな最強怪物を殺人破壊力効能試験の為に放つ。前回の女主人公もその大企業にぐううーんとパワーアップされてスーパーウーマンとなって登場。今度は閉ざされた空間が、もっと広くなってひとつの町の地域全部ですが、今回は怪物から逃げ続けるサバイバル味よりも、SF超人活劇もの感がすごく強い。
 世に名作と呼ばれる映画はいっぱいあって、それをこよなく愛する良識家の人たちは、「なんだくだらないB級映画で、子供だましじゃないか」と言うかも知れないけども、僕は好きです「バイハザ‐アポカリプス」、とても面白かった。


 僕は高校生の頃、松本清張さんの社会派推理小説を愛読してて、「点と線」から「時間の習俗」から、刑事が主人公の推理ドラマをけっこう沢山読んでます。けど大人になってからはそういうのは読まないですねー。でも探偵ものも警察が捜査して行く方がリアルは確かにリアルですよね。清張さんの小説も主人公が、何でもない普通一般の民間人が事件に巻き込まれるものがけっこうありますよね。

※(2005-12/18)「鉄腕バーディー」第11集
※(2007-1/31)「鉄腕バーディー」第13集14集
※(2005-3/14)「鉄腕バーディー」⑧
※(2005-9/19)「鉄腕バーディー」第10集
※(2005-2/13)「鉄腕バーディー」
※(2006-5/1)「鉄腕バーディー」第12集
※(2005-06/19)「鉄腕バーディー」第9集

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