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●漫画・・ 「ゴルゴ13」 -流星雨の彼方で-

 今回のゴルゴのミッションの舞台は、真空・無重力の宇宙空間です。今回の‥って、別冊ビッグコミックNo.192-7月13日号-ゴルゴ13シリーズの、巻頭第一話です。タイトル「流星雨の彼方で」。このお話の一面のテーマは、“スペースデブリ”ですね。スぺースデブリとは人類由来の宇宙のゴミです。タイトルにある“流星雨”もあるんですが、こっちはメテオロイドと呼ばれる、隕石群ですね。大小の隕石や、その欠片など宇宙塵と呼ばれる、もの凄い量の大小の宇宙の塵芥。ゴルゴ13は、宇宙空間での狙撃という、神ワザ・ミッションに挑む。まあ、ゴルゴの仕事はいつもいつも神ワザですけど。今回はゴルゴの仕事は「宇宙」です。

 米ヒューストン·NASA の一人の職員、ポールは仕事中に、日本人の仕事関係の友人、二人が見つけて教えてくれた、現在は粗大ゴミと化した古い人工衛星のコトを調べていたら、その古い衛星が、旧ソ連時代のキラー衛星であると突き留めた。そしてこの衛星を調べ続けて、ロシア宇宙局のネットの中まで入って探る内に、ポールは偶然、キラー衛星の制御パスワードを知ってしまう。もう長い間使われていなくて、宇宙のゴミとなっているキラー衛星は、実はまだ生きていた。制御パスワードさえ解れば、キラー衛星を操ることができるのだ。日本人の友達の忠告も聞かぬまま、ポールは思わぬものを手に入れて浮かれていた。キラー衛星とは、対衛星攻撃兵器だ。

 今はスペースデブリとなっている、旧ソ連のキラー衛星の起動システム浸入用の、制御パスワードを偶然、手に入れたNASAの一職員、ポール。ポールに近付く謎の白人美女。美女のハニートラップにいとも簡単に掛かり、美女とベッドを共にするポール。謎の美女·ルーシーは白人ながら中国側の工作員で、NASA に潜り込んでいた。ルーシーは中国工作員でありながらイラク国内のアルカイダとも繋がりを持っていて、もともとCIA からも目を付けられていて、イラク関連のスパイ事件の捜査線上に名前が上がっていた、CIA の要注意人物だった。

 ルーシーの籠絡にいとも簡単に落ちたポールは、ベッドの寝物語でルーシーに旧ソ連キラー衛星の暗号パスワードを話してしまい、その後あっさりとルーシーに毒殺されて始末される。CIA に終われるスパイ、ルーシーは焦り、我を失い事故死する。中国工作員であるルーシーが何故、盗んだキラー衛星の暗号パスワードをアルカイダに渡したかというと、アルカイダの目的は、キラー衛星を作動させて、国際宇宙ステーションIS をミサイル攻撃して宇宙テロを仕掛け、国際宇宙ステーションを軸に行っている、アメリカと西側諸国の宇宙開発に大きな打撃を受けさせて、アメリカ及び西側の信用を失墜させることにある。テロの犯人はアルカイダであり、その犯行に寄って中国に取ってはおいしい思いができる。中国に罪が掛かることはなく、あくまで宇宙テロの犯人はアルカイダである。だから本来、中国工作員であるルーシーの行動を、中国は黙って見ていた。

 このキラー衛星を何とか始末せねば、国際宇宙ステーションISは、生き返ったキラー衛星にミサイル攻撃されて、爆破されてしまい、アメリカ及び西側諸国の宇宙開発が台無しになってしまう。キラー衛星を狙撃して大気圏に落として消滅させる、という仕事に、アメリカ首脳部はゴルゴ13に白羽の矢を立て、ゴルゴの狙撃に西側諸国宇宙開発の命運を託す。宇宙空間での狙撃という難問を引き受けたゴルゴは、日本JAXA打ち上げのロケットに乗船し、宇宙空間へと向かう。

 あ、済みません、僕の読み違いです。旧ソ連のキラー衛星·チェルノボクからミサイル射撃するんでなく、衛星自体を地上から誘導して、国際宇宙ステーションIS と衝突する軌道に乗せるんですね。これがアルカイダの目論む宇宙テロで、ゴルゴは秘密裏に、種子島から発射される日本JAXA の補給機HTVに搭乗する。HTV は表向きの本来の任務である、国際宇宙ステーションIS への必要物資補給を行い、その後再びIS から離れて宇宙空間に浮かび、浮かび、ってHTV 自体も宇宙の速度で軌道上を移動してる訳ですが、ゴルゴはハッチを開けたHTV に立ち、キラー衛星·チェルノボクが近付くのを待つ。一瞬のチャンスを逃したらチェルノボクはIS に衝突し、アルカイダと影に隠れてテロを見守る中国の思惑は成功し、アメリカと西側の宇宙開発に於ける威信は失墜する。 

 ゴルゴは、このミッション用に特別に誂えた銃器と弾丸でチェルノボクの燃料タンクを狙い、真空の無重力空間で見事撃ち抜いて、キラー衛星·チェルノボクは地球の大気圏内に落下する。人工衛星そのものはスペースデブリでも比較的大きな宇宙ゴミなので、大気圏で燃え尽きはせずに、地球上の太平洋に落下することになる。

 ミッションを成功させたゴルゴ13だったが、ゴルゴの乗るHTV が地上からの制御不能のトラブルに陥る。散らばったスペースデブリがHTV の軌道に入って来た。その内の小さなスペースデブリが一つだけだがHTV の機体に直撃し、HTV のメインコンピューターを破壊した。地上からの制御不能に陥ったHTV は、このままでは地球の地上に帰還できない。危うし!ゴルゴ13。

 ゴルゴはHTV 船外へ命綱付きで出て、宇宙空間からHTV の液体酸素タンクを狙撃、タンクからのガス噴射でHTV をコントロールして帰還軌道に乗せる。ゴルゴの奇跡の神ワザで、ゴルゴはHTV から吐き出された帰還カプセルに乗って、地球大気圏に再突入。ゴルゴを乗せたカプセルは無事に地上のオーストラリア広地に着陸する。

 というのが、ゴルゴ13-「流星雨の彼方で」のお話です。今回のお話で気付くことは“スペースデブリ”の脅威です。自分たちで蒔いた災いの種とはいえ、これからの人類の宇宙開発に取ってとても大きな障害です。人類由来の宇宙ゴミ、スペースデブリは全部でだいたい、大小50万個はある、と言われています。

 このBLOG の2013年7月の記事、「砲神エグザクソン-1-」の中で、“宇宙エレベーター”のことを書き込んでますが、宇宙エレベーターの終点は静止衛星ですから、この先、未来の宇宙エレベーター開発でも、スペースデブリは大きな障壁になりますね。考えただけで相当難しそう。地球の周りをぐるぐる回る50万個のスペースデブリに比べたら、宇宙塵=メテオロイドの危険頻度は知れてると言えるくらいのものでしょうね。宇宙開発に関しての悩みの種、スペースデブリの除去を真面目に考えている人たちも、当然ながら存在するようですが。まあ、僕も人類の宇宙開発関連のことは、そんなに知っている訳でも理解している訳でもありませんから、あんまりイイ加減なことは言えませんが。

  2013年制作のアメリカ映画「ゼロ·グラビティ」は、ある面、人類の宇宙進出に於けるスペースデブリの脅威を描いたものです。メテオロイド以外のスペースデブリは、人間の自業自得です。人間による宇宙汚染で、これからの宇宙進出に際して、人間にとって自分が蒔いた障害な訳です。スペースデブリとは宇宙ゴミであり、メテオロイドは四方八方の遠い宇宙から飛んで来る、小さな隕石や、隕石の欠片ですね(微細な隕石は“宇宙塵”とも呼ばれます)。地球に降り注ぐ隕石や、その欠片と言った方が良いかな。よく、何とか座流星群とかいう、あれもメテオロイドですね。たいていのメテオロイドは、大気圏突入時に燃え尽きてしまう。まあ、幾らかは地球の地上·海上に落ちてもいるんでしょうけど。ごくごく少数なんでしょうが。スペースデブリは、人間が打ち上げた衛星やロケットの、大小のゴミですね。使われなくなった衛星そのものから、切り離された燃料ロケットの部分や、衛星やロケットの破片から何から、塗装や微細なゴミまで、地球のはるか上空の宇宙空間で軌道上をぐるぐる回っている、大小の人間由来のゴミですね。これが何と、大小全部入れたら50万個以上ある。しかも、このゴミは、地上では考えられないような猛スピードで飛んでいる。秒速8キロから10キロ、って言ったかな。

 秒速8キロという速度を解りやすく時速換算すると、何と時速28800キロになる。一時間に3万キロくらい進んでしまう。宇宙空間だから音速でいうのはおかしな話だけど、マッハ3(マッハ30か)近い猛スピードでふっ飛んでるんですね。地球一回り、地球の円周が約4万キロですからね。一時間半掛からないで地球一周回っている。

 この、人間のこれからの宇宙開発に取って大きな障害となる、自分たちで宇宙にバラ撒いたゴミ、スペースデブリもこの先、何とか除去して行かないといけない。勿論、世界中の宇宙開発関係者は考えているでしょうが、何せ地上からの上空何万メートルの、真空の宇宙空間での仕事ですから、とても困難な話でしょう。放って置いたらスペースデブリは増殖する。どういう意味かと言うと、もう使われなくなって粗大ゴミとなっている、衛星どおしが自然に軌道上で衝突する現象が起こっているらしい。大きいけど二個だったものが衝突してバラバラに砕け、何十~何百個というゴミになる。

 ネットを回っていて、スペースデブリ関連のコトが書かれてるブログやサイトを幾つか覗きました。そのサイトの一つに、スペースデブリ除去作業を仕事とするチームを起業して、誰かがやらなければならない難問に敢えて向かい、宇宙のゴミを取り除いて今後の人類の宇宙開発に貢献しようという、とても画期的な目標を書き込んだページがありました。そのチームの名はSPACE SWEEPER 、直訳して“宇宙の掃除人”です。そのサイトは、タイトルに「危険な「宇宙ゴミ」を大気圏に引きずり込んで燃やす 宇宙の掃除人『スペース・スイーパー』がすごい」と入ったサイトで、Space Sweeper の代表になるのかな、岡田光信さんという方へのインタビュー記事で、宇宙空間でのスペースデブリの除去方法まで語っています。

 軌道上までマザーと言われるロケットを打ち上げて、ロケットになるのか無人衛星になるのか、そのマザーからボーイと呼ばれる小機体が6個出て来て、このボーイがスペースデブリに取り付く。ボーイがスペースデブリを大気圏まで引き摺り込んで、大気圏で燃やす、という仕組みらしい。詳しいことは解りませんが、ボーイといえどある程度は大きい物でしょうから、ボーイが除去するスペースデブリは、使われなくなった古い衛星そのものとか、壊れた衛星の比較的大きな部分とか燃料タンクとか、ある程度大きな宇宙のゴミでしょうね。多分、小さなゴミまでは取り去ることはできないのでしょう。軌道上に於いては小さなゴミでも、もの凄いスピードで飛んでますから、宇宙のゴミは小さな物でも脅威です。映画「ゼロ·グラビティ」の中でも、宇宙空間で衛星の回りで船外作業をしていた乗組員が、小さなスペースデブリの集団に襲われるシーンがありますが、真空に浮かぶ一人の宇宙飛行士のフルフェイス·ヘルメット状の頭部カバーを突き抜けて、宇宙飛行士の顔がくり貫かれているシーンは印象的でした。何しろ小さな欠片でも、時速2、3万キロでぶっ飛んでますからね。船体そのものでも当たれば影響を受ける。

 スペーススイーパーというチームは多分、一応何らかの会社組織なんでしょうね。マザーを軌道上まで打ち上げるとなると莫大な費用が掛かるでしょうが、ブログ記事を読むと、スペーススイーパー関連で何らかのビジネスで稼いでいるらしいし、これから宇宙進出しようという世界中の国や企業や団体に取っては、宇宙開発の大変な脅威と障害であるスペースデブリを少しでも除去してくれる仕事は、とても有り難いことでしょうから、世界の宇宙開発関係のトコから資金提供や寄付もあるんでしょうね。

 「ゴルゴ13」のお話の中で、ゴルゴが宇宙へ行く話は、今回の「流星雨の彼方へ」の前に、2作ほどあるらしくて、最初に宇宙空間でのミッションで行ったのは、だいぶ前になりますが、1978年発表の第137話が最初らしいですね。78年、まだ昭和ですね。その次が、2003年で第436話「一射一生」というタイトルのお話で、このエピソードは、ゴルゴが宇宙空間で弓矢を使ってスパイ衛星を狙撃する、ということで数あるゴルゴ13のお話の中でもマニアには有名な話らしいですね。そしてゴルゴの宇宙ミッション第三作目が、この「流星雨の彼方で」です。ゴルゴの宇宙ミッションは、過去に行われた三つとも、無人衛星の狙撃のようですね。

 1978年のタイトル「軌道上狙撃」は全く記憶してませんが、2003年の「一射一生」は読んだ記憶があります。内容も微かに覚えてます。ゴルゴが宇宙ミッションのために、日本の弓道の達人の女性に弓を習いに行く。そこで会得した極意を宇宙空間で生かして、スパイ衛星の弓矢に寄る狙撃を見事成功させる。他の細部は覚えてませんが。

 ちなみに、宇宙空間での狙撃に対する疑問なんですが、昔読んだ柳田理科雄さんのベストセラーシリーズの「空想科学読本」の、初めの方の巻で、多分シリーズの一巻か二巻の中で、「宇宙戦艦ヤマト」を例に出してたんじゃなかったかな、と思うのですが、済みません、今手元に件の本を置いてなくて、記憶だけで書き込んでいるのですが、無重力·真空の宇宙空間でもし砲撃したら…、という話だったんですけど、確かヤマトだったと思うのですが、宇宙空間でミサイルなり爆撃なり、宇宙船から爆弾を前方に向けて発射すると、つまり砲撃すると、無重力空間では発射した力と同じ力が逆方向にも働いて、ミサイルとすると、ミサイルを撃ったヤマトは前方へ飛ぶミサイルと同じ力で、ヤマト自体が後方へ飛んで行く、というコトが解説してあったと思うのですが。

 我々が地上で拳銃を撃つとき、無論僕は拳銃なぞ撃った経験はありませんが、例えば拳銃を撃ったとすると、反動というのが来るでしょう。大型の拳銃だと素人が撃つと手首を骨折することもある、と聞いたこともありますけど、拳銃撃ったら強い反動が自分に来る。けれども地上では空気抵抗や地上の重力があるから、撃った人も反動にもちこたえる。せいぜい後ろへ後ずさるか倒れるくらいでしょう。でも何の抵抗もない宇宙空間に浮かんでる状態だったなら…。

 宇宙空間に浮かぶ宇宙戦艦からミサイル撃ったら、その反動をモロに船が受ける。反動にもちこたえる重力も空気抵抗もない。だからミサイル発射と同時に、ミサイルは前方へ、船は後方へ飛んで行く。何となくそう説明されれば解るような気がするけど、ただ、両方に同じ力が掛かるから、前方に飛ぶミサイルと同じ速度で撃った戦艦も後方へ飛んで行く、というのは、同じ速度で船も後方へ飛ぶというのがなかなか理解し難いけど、無重力空間では物体の重量はあんまり関係ないんでしょうね。惑星くらいに質量があれば重力が発生するけど、宇宙船とミサイル弾では宇宙空間の無重力ではあんまり大差ないんでしょうね。

 と、書き込んで来たけど、今「空想科学読本」を見ながらこれを書いてる訳ではないので、記憶だけで書いてるから解説の確かさは、正直今一つはっきりしませんが、多分、そういうことが解説してあったと思う。前方へミサイル撃ったら、撃った宇宙船本体も後方へ同じ力でぶっ飛んで行く、という無重力空間での解説。

 ゴルゴ13は宇宙でのミッションでも射撃する訳ですが、撃ったゴルゴにも反動が来るんだろうな、と思って。「一射一生」のお話で弓矢を使ったのは、銃撃に対してかなり反動が少ないからかなあ?エピソード細部を記憶してませんが。

 前にスペースデブリのことを知ったとき、何々座流星群などと呼ばれるメテオロイド集団のことも含めて、国際宇宙ステーションIS はどうなんだろう?と疑問に思ったコトがあります。地球上空何万メートルの軌道上をぐるぐる回っているIS は、スペースデブリやメテオロイドの危険にさらされているのではないか?とそう思いました。何しろスペースデブリだけでも軌道上に50万個以上もあって、IS はその中に居るんですからねえ。スペースデブリは秒速8~10キロというメチャクチャ速いスピードで地球の周りをぶっ飛んでいる。

 でもよく考えると、IS もスペースデブリと同じ軌道上に居る訳だから、同じようなスピードで地球の周りを回っている。同じ軌道上を似たような速度で回っているならば、相対的にはIS もスペースデブリも、極端な話、止まっているように見えるのではないか。IS から見た近くのスペースデブリは止まって見えるのでは?並んで走ってるよーなもんですから。でも地球の軌道上は一つではなく、北極から赤道まで、赤道から南極まで、地球自体も地軸が傾いてるし、周回速度やらイロイロ違いがあり、軌道上も便宜上、数で分ければ何百種類何万種類(通り)あるもんでしょうし。イロイロ、素人考えですが。ここの文は識者が読んだら笑われるようなコトを書き込んでいるのかも知れませんが、素人の素朴な疑問です。

 国際宇宙ステーションIS は、軌道上にただ浮いてるだけだと思ってたんですけど、浮いてるだけって、もの凄いスピードで地球周回をぐるぐる回ってるけど、イメージ的にただ浮いてるだけと思ってた。スペースデブリどおしの衝突に寄るお互いの破壊で、破片がバラバラに飛び散ることもあるし、流星群もある。いったいこれらの障害にどう対処してるんだろう?

 何とISは自分で動けるんですね。あらかじめ地上の管制センターでイロイロ計算して、隕石群やスペースデブリの危険を察知し、地上からIS に知らせてる。IS は自ら動いて軌道を変えたりして、隕石やスペースデブリを回避している。確か、そういうコトだったと思います。前にネットを回ってて、そういう解説をしているサイトを見つけて読んだ。多分、そうなんだと思います。 

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