かわいいトランプちゃんをご存知ですか。
イギリスやアメリカで笑いを誘っているパロディで、トランプをガキ大将に模しているのですが、本物の会見などの写真を利用し、トランプだけをベビー・サイズに縮小してパロディ写真を作っています。取り巻きの人たちは普通サイズのままです。BBCのサイトを紹介します。
⇒http://www.bbc.com/news/world-us-canada-39015879
そのトランプちゃんがまた面白いことをやってくれましたね。
自分に都合の悪いメディアをホワイトハウスの会見から締め出しました。締め出されたのはCNN、ニューヨーク・タイムズ、BBC、ガーディアンなどですが、全貌は不明ですし、理由も不明です。
APやタイム誌は出席を打診されたが選別に抗議して参加せず。ウォールストリート・ジャーナルは選別を知らずに参加し、後ほど「知っていたら参加しなかった」と抗議に参加。日経新聞もはずされています。その後「記者会」がホワイトハウスに対し正式に「強く抗議」すると表明しています。
上にあげた報道機関名を見てみなさんはどう思われますか。
拒否された上記の報道機関に対する私のとらえ方は、これぞ「本物の報道機関だ」です。政治をきちんとチェックすることこそ報道に求められることで、拒否された報道機関は実は
大統領よりじきじきによくやったと「名誉勲章」を受けたのです(笑)!
わからんちんのかわいいトランプちゃんには理解不能でしょう。
そして本日さきほど、「オレは記者会主催のディナーに出席しない」とのたまわりました。1920年以来開催され必ず大統領が出席している記者会のディナーですが、出席を拒否しました。
かわいいトランプちゃんがわからんちんであるゆえんは、マスコミはヒラリーと違うことをわかっていないことです。
つまり、一時的に勝とうが、どんなに拒否しようが、何年たってもマスコミは負けてシッポを巻くようなことは絶対にない。百年経とうが、「おバカな大統領がいた」というレッテルを張り続け、それがはがれることはないのです。
独裁者の定義を昨年示しましたが、メディアを拒否したり報道を制限したりするのがまさに第一歩です。
プーチンはその典型で、現在ロシア国民の80%以上の支持を常に受け続けています。その力の源泉が実は批判的報道機関のほぼすべてを閉鎖し、批判的発言を続けるジャーナリストを暗殺しまくって、礼賛一色にしていることなのです。
報道批判ばかりしてろくに政治をしていないトランプちゃん。このあともねむれないかわいいトランプちゃんが予想もつかないオモシロ劇を演じてくれますよー。
「かわいいトランプちゃん劇場」を、みんなで楽しみましょう!