「花巻の湯はいいなぁー」

　師走も半ば、花巻近在には胡四王山蘇民祭のポスターが張られ新年の近いことを知らせている。
　新年１月２日　９時頃から社務所前の餅つきから始まり、呼び物の裸参り、そして蘇民袋の争奪
　　　　　新年最初の祭りに　参加もよし、カメラもよし、体力ためしに胡四王山登山もよし
　ぜひ、大勢の方々の御来山を。

　近所の仲間、４組の夫婦で温泉に出かけた。
　収穫感謝祭ということで、宿の「何時にきてもいいよ」との好意に甘えてお昼前には全員宿入り。
　日頃奥様方にはご苦労をおかけしているので、今日はお父さん（いや、おじいさん）方が接待役を承るということから始まった。
　
　昔の地域行事や旅行のビデオ（ＤＶＤ）を見ては懐かしい思い出に浸っているうちに次第に接待役が接待されている。
　肝心の料理いっぱいの夕方からの会食はすっかり「出来上がり」状態

　話はずんで金婚式が話題になった。
　ここ１，２年前後でみんなが金婚式を迎えることがわかり、それでは年が明けたら又この宿で合同金婚式をやろうということになった。
　接待する人、される側　どちらかわからなくはなったが楽しい一夜を過ごした。

　いい湯に入って、いっぱい飲んで、おいしい食事が２食もついて　一人８０００円

　　　　　やっぱり　「花巻の湯はいいなぁー」

「ヒドゥンカリキュラム」・・・・・？

　暖かい冬ではあるが時折厳しく冷え込む日もある。

　　冷え込んだ日は青空が広がる。
　　綿毛に包まれた辛夷（こぶし）は寒さは平気、じーっと、暖かな春を待っている。

　　新聞からの受け売りである。　　奥州市のある小学校の副校長さんの話

　「ヒドゥン　カリキュラム」教師が無意識のうちに教え続けてしまっている教育内容の事なんだそうである。
　　たとえば　　教室で机や椅子が乱れたままの場合　「整理整頓しなくていいんだ」
　　　　　　　　　 教室の花瓶の花を枯れたままにしておくと　「生き物は大切にしなくていいんだ」と教えている。
　　　　逆に　　教室の机、椅子が整理されている環境が日常ならば　「整理整頓するのが当たり前」と教えていることになる。
　実は家庭でも同様で、玄関の靴がいつも乱雑にしていたら　「靴は乱雑ににおいていいんだ・・・」
　　　　　　　　家庭で露骨な、いやな顔ばかりしている。
　　　　　　　　悪い点を責め続ける・・・・　「意識しないうちに子供たちに教えていること」

　胸にグサッ！！　思い当たること多々

　　　　１１月、読売新聞　岩手版に掲載された　「教育ルネッサンス　いわての現場から」
　　　　　　　　岩手以外の方にも思い起こしてほしい　「ヒドィンカリキュラム」　　

　

冬の三陸は快適

　ＪＲいわてホリデーパスを使ってシーズンオフの三陸を訪ねた。
　鉄道をたっぷり乗って一日１２３０円は安い。
　花巻から釜石へ、　釜石からは震災で不通が続く三陸鉄道に代わってバスで宮古に向かう。
　道路沿いの三陸鉄道の伸びた草と錆びついた鉄路が悲しい。
　沿岸沿いはどこもかしこも復興工事中が多い。
　内陸に住んでいると震災の記憶も薄れがちだが、沿岸に住む人たちには大きな後遺症が残っていることが感じられる。

　寒い今の時期に三陸を訪れる人が少なく宮古に向かう大きなバスに乗客５人、そのうち我が家族４人、８０％を占める。
　バスも食事も、観光船に乗るにも並んで待つこともない今の三陸は快適、浄土ヶ浜には静かに波が寄せている。
　良く晴れた日が続く冬の間、北風を少々我慢すればこれからの季節が快適な三陸旅行がおすすめ。

　　青い海、青い空、濃い緑の松　

　　ホテル近くピンクのリボンが巻かれた松があったが、もしやマツクイムシでは、
　北上続けるマツクイムシ被害は内陸花巻付近まで広がり無数にある松の木がほぼ壊滅している。
　沿岸の美しい松の緑に被害が及びませんように・・・・・

　　さっぱ船観光では子供たちが大喜び。

　観光客の少ない今の時期、観光は快適だが日の暮れが早い。
　山田線で盛岡に向かう頃にはすっかり夜になっている。