岩手の頑固親父

恵まれた自然、環境に暮す 老農のつぶやき、ぼやき

列車旅②

2022-01-19 14:28:35 | いなか暮し

  いたずら雀ども、この雪では餌も、思うように食べれないんだろう。餌台は超満員。

 釜石線、三鉄と鈍行列車を楽しんだ翌日は、旅好きの虫がすっかり目を覚ましてしまった。
 翌日、今日は新幹線を楽しもうと、早めの出動、新幹線下りに乗り込み秋田に向かう。
 仙岩峠を越えるあたりでは小雪がチラホラ、やっぱり日本海側は・・・
 車窓からは手入れされた杉の木が、枝に雪を乗せて整列、美しい秋田ならではの景色が続く。
 2時間ほどで秋田、男鹿線に乗り換えて追分着、雪は止んでいる。
 左手には大きな風車が見えているから、日本海も近くに違いない。
 道の両側に積まれた雪の山に驚きながら徒歩20分、「男潟、女潟」に広がる公園内の今日の目的「秋田県立博物館」着、さほどの目的があるわけではないが、博物館内の「菅江真澄資料センター」には大きな興味があっての訪問。
 寒いこの時期、博物館は訪れる人も少ないんだろう、静かな館内をゆっくりしすぎて、「稲庭うどん」の昼食は少し遅れてしまった。
 江戸の後期、三河で生まれた「菅江・」は旅行家として三河から蝦夷地まで及び、生涯の半ばを北奥羽で過ごし、晩年を秋田で過ごし、秋田で没した。
 彼の残した記録は莫大な量に及び、当時を知る多くの資料が残されている。
 天明年間には花巻を訪れて10日ほど滞在したという記録も残っている。
 午後はゆっくり、目的の「菅江・・」を楽しむには時間がまだまだ、足りなくなってしまった。
 急ぎ秋田駅に戻る頃、日本海側では珍しい青空が広がっていた。
 毎日のように一人で出歩く罪滅ぼしにと、老妻に少々の秋田みやげを買って、再び新幹線、本音を言えば秋田の次の停車駅、角館から秋田内陸縦貫鉄道に乗り換えて、豪雪も見たいが、雪で列車が停まるのも怖い、今日はこのまま花巻に帰る。
 そういえば今日は小正月、家では御馳走を作って待ってくれていた。



  

コメント
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