岩手の頑固親父

恵まれた自然、環境に暮す 老農のつぶやき、ぼやき

好きな列車の旅

2022-01-16 16:22:31 | いなか暮し

 いつ頃からだろう、あれほど好きな旅行が、すっかり億劫になってしまった。
 これではいけない、仕事の閑な今の時期こそ、絶好の機会と朝早く釜石線に飛び乗った。
 車中乗り合わせた知人は、どこへ、何しに?・・尋ねられても理由なんてない、説明したところで理解はしてくれない。
 列車が走りだせば、すぐに旅行好きの虫が目を覚ます。車窓の見慣れた景色にわくわく。
 よく晴れた空から想像できないが強い風のせいだという、しばらく徐行運転、乗り換え時間も気になる・・
 車掌さんが来て「どちらまで、釜石の乗り換えですか、三陸鉄道下りですね」、今の車掌さんは行き先まで訪ねるのかな・・・?
 やがて車内放送「釜石で乗り換えするお客様にお知らせします、到着が遅れる、この列車の到着を待って三鉄、下り久慈行は発車します」。到着ホーム、反対側では三鉄が待っていた。
 乗り換えた人、わずかに2、3人だけ、手配してくれた車掌さんに感謝。
 三鉄列車はガラガラ、4人掛け椅子を独り占め、中央のミニテーブルはとっても便利、持ち込んだおやつ、新聞、旅行パンフを広げ、明るい海を眺めながら居眠りもよし、やがて宮古着、三両編成がここから派手派手の一両で走り出す。 さらに北進、終点久慈に向かう。 途中二度も列車を停めて、青い空、青い海を堪能させてくれた。
 三陸鉄道は久慈が終点、ここからはJR八戸線でさらに北上、種市を過ぎてやがて青森入り、広い広い太平洋が続く。
 機会があればと思い焦がれる種差海岸だが寒い今の時期はまだ、まだ、暖かくなったら必ず訪ねる・・・
 終点八戸で買い物、帰りの新幹線に乗り換えて30分余り、缶ビールひとつ飲んだらもう盛岡、乗り換えて10分新花巻着、すっかり暗くなっている。
 釜石線93キロ、三陸鉄道全線163キロのうち126、八戸線71、新幹線214キロ、今日の鉄道旅、只々走って合計500キロ。 それでも楽しい一日、億劫になってた旅行がすっかり回復した一日でした。

コメント
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