どこの農家も同じだと思う。
春、桜の頃は、農作業が忙しい、田んぼは春起こし、苗つくり、畑仕事は野菜の種まきの頃、咲き誇る桜を横目に、せっせと仕事に精出している。
ゆっくり桜見物をした思い出は少ない。
「庭で、お花見しましょうか・・・」 老妻の提案で、暖かに晴れた、桜満開の日、庭石におにぎりやおかずを並べ、少々のビールも加えて、お昼のお花見、誰かに見られたら、少し恥ずかしいかなと思いつつ老夫婦水入らずのお花見。
自慢の枝垂れ梅や少し遅れて咲くはずの 枝垂れ桜も満開。
数日前から椿も次々に咲いている。
異常な暖かさで、一斉に花々が咲きそろった。
しばしのお花見を終えて、お昼寝タイム。
午後2時、再び農作業が始まる
おじいさんは山(田んぼ)で芝刈りならぬ、田んぼの耕起、おばあさんは自給率120%の野菜工場、お花見の今頃までにスナップエンドウ、20日大根、春大根、サンチュ、山東菜ジャガイモはすでに種まき済み、ハウスでは孫の大好きな、トウモコシや枝豆の早取り野菜の苗が伸びている。
実に安上がりな楽しいお花見ではありました。