岩手の頑固親父

恵まれた自然、環境に暮す 老農のつぶやき、ぼやき

「姉・弟」

2011-03-26 17:12:01 | いなか暮らし

Img_0469  いつもの年より送れて咲き出したクロッカス、3月ももうすぐ終わる頃になって又雪にいじめられている。
 大地震後半月余り、幾分落ち着きを戻しているだろうか。
 まだ、ガソリンスタンドには長い車列、スーパーには商品がまばら、テレビは連日被災地の悲惨さを、そして原発はどこまで・・・・不安は尽きない。

「姉・弟」
 強い余震が毎日のように続いている。
 お母さんが外に出て、テレビを見ている今年小学校へ入学する姉、側には昼寝の2歳半の弟。
 突然、震度4 強の強い余震、大地震をたまたまディズニーランドで怖い体験をしたお姉ちゃんは、地震を知らずに眠る弟を引っ張り、眠そうに薄く目を開けた弟に「ごめんね」と声を掛けて今度は弟を抱いて大急ぎで入学のお祝いの机の下に隠れた。
 急ぎ家に入ったお母さん。
 机の下ではお姉ちゃんと側には弟が地震を知らずに眠っていた。

「お姉ちゃん、偉い」
 ご褒美にマルカンデパートの10段巻き・高さ25センチ、箸で食べる特大ソフトをプレゼントの約束。

 内陸の我が地域にも被災地から多くの方が避難して来ている。
 親族が亡くなられた方もある。
 友達の友達は群馬で焼き肉屋さんをしているが原発風評で肉と一緒に出した野菜は食べてくれないというので急ぎ、ハウスの自家用野菜を送った。
 米も欲しいと追加の発送も多い。

 厳しい寒さが続く 
  暖かい春が一日も早くと・・・・・

コメント
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