岩手の頑固親父

恵まれた自然、環境に暮す 老農のつぶやき、ぼやき

『ネズミ穴』

2006-04-19 21:35:11 | 田舎暮らし

Cimg0973 ※ 野原で凧揚げをする子供を見た。なつかしい光景である。

 この冬、雪がとても多く寒さも記録的だった。昨年暮れに降った大雪は大地が凍てつく前に降ったので土は凍結しないでしまった。土中で冬を越す小動物にとっては快適な冬だったことだろう。過ごしやすかったネズミたちは冬の間、元気に活躍したので春になって田んぼのあぜ道はネズミの穴だらけである。田植をして除草剤を散布するが穴だらけのあぜ道はすぐに水が逃げてしまい折角散布した除草剤も一緒に流れて田んぼは雑草だらけになり結局はお米が採れない。米が余っているから調度良いということにはならない。

 昔は鍬で畦に泥を塗りつけてネズミ穴を塞いだが現代では畦塗り機という器械を使う。トラクターに取り付けて轟音とともに畦のネズミ穴を塞ぐ。時速300㍍程の超スロー速度で泥を叩きつける、バイブレーターの振動で穴を塞ぐ、回転する羽で泥を塗りつける等々

 ネズミ穴の多いこの春、雨降りが続いて例年より半月あまりも遅れて畦塗り作業が盛んである。ちなみにこの畦塗り作業、市の農業委員会の設定した標準料金は1m50円である。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする