8月30日の台風10号は岩手県に大きな災害をもたらした。
夕方、大船渡付近に上陸して沿岸部を北上、北上山地の右(東側)一帯に大きな傷跡を残したが左(西側)の内陸には僅かの雨が降っただけだった。
特に大きな被害を受けた岩泉、久慈地方は深刻、道路寸断に加え電気や水道、ガスの復旧が中々進まない。
大震災の時もそうだったように早朝から花巻空港を飛び立つ救援のヘリコプターの音がしている。
初秋とはいえまだ暑さも続く中、冷蔵庫も使えない、もちろん夜も暗い、テレビや携帯の充電もできない日が続く。
冷蔵庫やテレビ、確かに家庭にない時代もあったがそんな時代どう過ごしたか思い出せない。
避難に応じない人もいると言うが、牛を飼っている人もあるだろうし、手を抜けない野菜を作っている人もあると思う。おいそれと家を離れられないのだろう。
新聞に発表される被災家庭の世帯数と人数も気になる、一世帯2人前後?、、、1人暮らしの老人も多いに違いない。
ようやく届いた救援物資に丁寧に膝をついて、お礼するおばあさん、救援ヘリから降りて帽子を取って隊員に深々とお礼するおじいさん
自分と同じ年代の人々がテレビに映る姿に胸が痛む。
頑張り過ぎは良くないと言われても頑張るしかない。
以前のように縁側でお茶を飲みながら野山を眺める日が必ず来ると信じて、もう一度頑張って。
今日の夕焼けは明日の雨を呼ぶらしい。
13号くずれの温帯低気圧の仕業で又、大雨が予想されている。
被災地に再び災禍をもたらさないようにと・・・・・