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東北ドライブ旅行の最終日、9月23日朝、福島県棚倉(tanagura)町近くのコンビニから早朝に出立し、茨城県大子町を午前8時ごろ通過した。そのまま八溝山に向かう。大子町はdaigomatiと読む。八溝山の茨城県側の町であり、山を越えた向こうは栃木県は那須地域の黒羽町(現大田原市)である。私の故郷の隣町だ。わたしは18歳まで北西に日光連山、真北に高原山(takaharasan)、北北東に那須連山、そして北東から東に伸びる八溝(yamizo)山系を見ながら育った。高原山は、すぐそばに仰ぎ見ることができたし、高原山の向こう側は塩原温泉である。また「日光」や「那須」は観光地として、とかく話題も多く、長じるにしたがって、なじみの地名となったが八溝山だけは、あの山の向こうは茨城県だと教えられたきり、その他の知識は得ることもないままyamizoという、なんとなく不思議な音名を持つ、その山の所在が気になっていた。改めて地図でみると八溝山は、栃木県と茨城県を分かつだけでなく、福島県との境でもあり、三県にまたがっている。八溝山を見る、それがこたびのドライブの、当初からの、ひそかな目的のひとつであった。
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