赤いハンカチ

夏草やつわものどもが夢のあと

▼ヴォーカル大好き「インターナショナル」

2015年07月28日 | ■日常的なあまりに日常的な弁証法

 

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立て老いたるものよ

いまぞ日は近し

いざ戦わん いざ

奮い立て いざ

ああインターナショナル

われらがもの
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と、翻訳された外国製軍歌を若いころのわたしも好んでよく歌ったものだ。1970年代のことである。以後どうしたわけか、急速に誰もが歌わなくなった。「インターナショナル」はスターリン時代のロシアの国歌であった。そこで、若き諸君に問うのだが、さてもインターナショナルとは何ぞや。その思想は。思うに「人類みな兄弟」という張り紙が街角のあちこちに見られるが、これぞインターナショナルであるようだ。その張り紙を見て、今年七十になるわが町内会長さんは眉をひそめる。そんなわけねぇだろうと。町内会長さんは保守派である。なぜ町内会長さんは保守派なのか。町内の平安を、まずは念頭に置いているからである。町内会長さんによれば国家というものがないかぎり、町内の安寧もありえないのだし人々が、その幸福を手にすることはでき得ないと断言された。至極、同感である。されば、拙者としても当面の間若いころに植えつけられた好みの「インターナショナル」は、無闇に口ずさむことのないように心した次第である。

 

 

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