2011.11.14
今日の党首討論で、野田首相は、解散総選挙を明言したわけだが、党内の反対論を振り切って、今日の良き日に、よくぞ断言したと誉めてやりたい。党内に反動いかさまの田吾作一派やら日教組上がりやら世捨て人同然のアンポンタンを多数、かかえこんで、政権運営といい党運営といい、常に難渋していたらしいが、この際野党の要求を呑んだ形ではあったが、いまやそれしかない窮地に陥っているのであり、これでよかったのである。
解散が決まったことで、もっとも打撃を受けているのが、当の民主党であることは、野田氏は百も承知であったのだろう。かつて「自民党をぶっこわす」とわめいて解散に打って出た小泉純一郎氏の勇姿が脳裏によみがえってきた。あのときの与党内の状況をよく似ている。あのときの選挙の結果は、小泉氏と小泉チルドレンの大勝利という結果に終わった。
思うに、旧来の自民党のよからぬ体質の大部分は、このときの小泉選挙で壊れたのである。自民党は小泉氏によって再生されたと、わたしは見ている。
さて、こたびの総選挙を迎えるにあたって、民主党は分裂するだろう。どこまで決定的に分裂するかは、知らぬ存ぜぬが、仮に分裂の憂き目を見なくても、世論調査を見る限り、当選者は現有議席の3分の1程度までに落ち込むはずだ。
こうして民主党は、根本的に再生されなければならない。保守政治を目指すのか、それとも反対のための反対を繰り出す、ただのスローガン政党に堕ちるのか。そこが問われているのである。
何度も言うが、わたしが国政に要求しているのは、健全なる保守である。国政を担当するのは、自民党であれ民主党であれ、連立連合、なんでもござれだ。
ただ、こたびの総選挙では、ひとつだけ、お願いしたいことがある。政治の表舞台から右も左もおかまいなしのヌエのような田吾作一派(小沢一郎と子分たち)を、この際、一匹残らず駆逐することだ。