ご両親とも東京出身の方々が、我々には田舎が無くてね~。と言っていたのを東京時代に良く聞きました。お盆とか正月は旅行に行くのが恒例だったとのこと。私は上京してからも田舎者でしたから、盆と正月は墓参り。盆や正月に墓参りせず旅行などに行ったらバチが当たる。そういう感覚が抜けず、東京にいた17年間の盆正月はほぼすべて銚子におりました。この盆正月に合わせて地元の学校や部活動のOB会などが開催されており、こういうさりげない“キッカケ”が、故郷を離れて尚、故郷を思い続ける動機になったりします。地域の活動は考えてみると良く出来ています。この“キッカケ”は非常に重要です。さて写真は昨日の田んぼのとなり、ハス田(ハスの栽培地)の風景です。当日はハス田の泥を採取し、その中に“イトミミズ”がいるかどうか確かめるという時間が有りました。このイトミミズはじめ、ミミズは非常に重要なのだそうです。他の生物のエサになったり、自らの活動で土に養分を運んだり、空気の通りを良くしたり....、実に優れた活動をするそうです。お子さん方は何の躊躇も無く泥の中に入っていきました。こんな活動を毎年・定期的に行うようになると、この風景は第二の故郷の風景として生涯忘れないものになるでしょう。またそこで体験した食べ物(農作物など)と生き物調査の関連。“食”と“農”の距離が離れてしまったのが昨今の問題点だと言われています。小学生前後の年代で“身土不二(しんどふじ:身と土は同じである)の精神を体験した事の意味は本当に宝だと思います。金さえ払えば何でも食えるという方もおりますが....。
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遅れましたが連載200回おめでとうございます。