草莽隊日記

混濁の世を憂いて一言

国家を否定する暴論は反日国家を利するだけだ!

2017年10月28日 | 思想家

日本の近隣に位置する中共や北朝鮮、さらに韓国は、国家として日本に対して恫喝や圧力を加えている。これに対して、日本が国家として身構えるのは当然のことである▼坂本多加雄は『国家学のすすめ』において「全国的なコミュニケーションのネットワークの形式や、『創られた伝統』が成立する歴史的基盤は、国家成立の重要なる必要条件であるということである」と書いている。坂本は「想像の共同体」や「伝統の創造」に意義を見い出すのである▼国防や治安以外にも国家の果たしている役割は大きい。坂本に言わせれば「もともと社会にある諸制度に法的な保護の網を被せ、それを確かなものにするという場合が多い。親が子供を保護するのは家族という制度であるが、国家にはそれを裏付けるため、納税の控除といった福祉制度や、子供を遺棄した親を罰するという刑法の制度がある」「近代国家は、所有権の保護・営業の自由を中心とする制度でこの発展を支えてきた」のである▼「想像の共同体」によって国民は一体感を手にするのである。「伝統の創造」というのは「古きものに何らかの価値を認め、それとの連続性で改めて意識に上がらせようという意図が働く」ことである。伝統を抜きには国家は語れないからである。マイナスイメージこだわって、国家という枠組みを否定することは、反日国家を利するだけなのである。


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