草莽隊日記

混濁の世を憂いて一言

三島由紀夫の『反革命宣言』は少数派による決起を訴えた

2024年02月21日 | 思想家
 愛国心はファッションであってはならす、日本の文化と伝統を守ろうとする者たちは、あくまでも少数派なのである。三島由紀夫は『文化防衛論』に収録されている「反革命宣言」でそのことを訴えた。
 三島は「われわれ反革命の立場は、現在の時点における民衆の支持や理解をあてにすることはできない」と明確に述べ、「前衛としての反革命は世論、今は右も左もその顔色をうかがっている世論の支持によって動くのではない」と自分たちを位置づけ、「われわれは先見によって動くのであり、あくまでも少数者の原理によって動くのである」と書いた。
 そして、三島は「もし革命勢力と行政権とが直結しそうな時点を狙って、その瞬間に打破粉砕するものでなければならない」と主張した。
 三島が予言したように、岸田首相が国家権力のトップに就いたことで、日本は根本から破壊されようとしている。自民党の親中派がネオ・スターリニスト政党と結託し、日本の国柄を破壊しつくそうとしている。
 それに対抗するには「中国の属国になることを欲するか、否か」という決断を日本国民に迫らねばならない。当面は自民党の保守派を支持しながらも、それすらも期待できなくなったときには、少数派であろうとも、日本国民を覚醒させるべく決起しなければならないのである。

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