草莽隊日記

混濁の世を憂いて一言

保守が分裂して争っているときではない

2024年02月02日 | 政局
 政治と金とは付きものである。マックス・ヴェーバーが言うように、政治というものは権力の分け前をめぐる闘争である以上、きれいごとではすまない面がある。時には悪魔とも手を結ばなくてはならないのだ。最終的にはそれぞれの政治家の結果責任なのであり、国益によって判断するしかない。
 自民党の安倍派については、政治資金規正法で裁くのが難しく、今後は脱税にあたるかどうである。しかし、この騒動によって、誰が得をしたかというと、いうまでもなくかの国である。
 我が国に対して超限戦を挑んできている国家は、それこそ、パーティ券を購入することで、日本の権力中枢の首根っこを押さえている。自分たちに有利になるように、日本の政治に介入してきているのだ。そちらの方は不問にして、安倍派を追及するというのは、かの国の走狗と化した勢力にとっては、保守派が邪魔だからだろう。多くのマスコミもそれに加担しており、国民は真実を知らされていないのである。
 こんなことでは台湾有事などが起きても、日本は対応できないだろう。日露戦争で我が国が勝利することができたのは、明石元二郎が莫大な資金を革命組織に提供したからである。それこそ使途不明金を惜しみなく使ったのだ。
 何度でも言う「汚職は国を滅ぼさないが、間違った正義は国を滅ぼす」のである。政治とは魔物である。一筋縄にはいかない。自民党は保守派も含めてガタガタである。新しい保守勢力はきれいごとではなく、非常時に備える防衛力の強化を訴えなくてはならない。かの国はそこから私たちの目を背けさせるために、あらゆる手段を講じてきている。それに翻弄されてはならないのである。

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