草莽隊日記

混濁の世を憂いて一言

いよいよネット民が選挙の主役の時代に

2024年06月21日 | ネットの世界
 今回の東京都知事選挙は、これまでのやり方とは違う様相を呈している。各陣営ともネットに力を入れているからだ。
 小池百合子候補は、疑惑といわれていた学歴詐称を、過去にアラビア語で喋った動画を流して、ほぼ払しょくすることに成功した。蓮舫候補は左翼的なネット民を動員している。石丸伸二候補は、ネットで組織だった動きをしており、バックに付いた企業が話題になっている。田母神俊雄候補は保守派ネット民の一部に根強い支持があり、ひまそらあかね氏は自然発生的なネット民の支持があり、爆発的なブームを起こす可能性を秘めている。元祖ネトウヨである桜井誠候補は、得意の弁舌でネット民に訴えようとしている。
 自民党、国民民主党、連合は小池候補に推すことになるとみられるが、立憲、共産、社民、れいわは蓮舫候補を、石丸候補を公明が裏で応援する可能性も取りざたされている。田母神氏は参政党が前面に出ている。暇空氏は政治に無関心な層の掘り起こしを狙っており、未知数な部分が多過ぎる。
 政治的には小池候補は穏健保守、蓮舫候補と石丸候補は左派系、田母神候補と桜井候補は右派系、ひまそら候補は国政と都政とを切り離して考え、不正な公金チューチューの中止を主張する。
 ネットでどこまでのことができるか、従来と違った選挙戦を行っても、それなりに戦うことができるのかどうか、まさしく未知の世界へ私たちは、足を踏み入れようとしているのである。
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