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草莽隊日記

混濁の世を憂いて一言

次期の自民党総裁は安倍首相と一体であった菅義偉官房長官!

2020年08月31日 | 政局

安倍首相の後継総裁には、菅義偉官房長官が選ばれることになりそうだ。自民が政権を担っていることもあって、総裁イコール首相であり、日本丸の舵取りを担うことになるのである。第二次以降の安倍内閣は「安倍一強」といわれてきたが、一心同体で支えてきたのが菅官房長官であった▼橋本五郎が『官房長官と幹事長』で、菅官房長官の力の源泉について、次の三つを指摘している。一つ目は安倍首相との一体感である。二人の間には固い信頼関係があったからだ。二つ目はナンバーワンを目指さない強さである。総裁選に出馬するというのは、本人も考えていなかったのではないか。三つめは省庁の完全掌握である。内閣人事局をフルに活用して、官僚指導ではなく、政治指導による人事に手を付けたのである▼菅内閣が誕生するのは間違いなさそうだが、祖父以来の三世議員として、恵まれた環境で育った安倍首相と違って、菅官房長官は東北出身の苦労人である。秘書からの叩き上げでもある。72歳ということもあって、長期政権を目指すのは難しいと思われるが、次の世代のリーダーにバトンタッチするまでは、歯を食いしばって頑張ってもらうしかない。内外とも我が国は危機的な状況下にある。日本丸が難破沈没せずにすむかどうかは、船長の舵取りにかかっているのだから。

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