草莽隊日記

混濁の世を憂いて一言

志位和夫のツイッターによる口先だけの中国共産党批判を嗤う!

2020年08月17日 | 国際問題

日本共産党の志位委員長は、ツイッターで、中共による香港の民衆の弾圧を問題にした。本当の共産主義ではないとの観点からの、口先だけのポーズであった。体質的に日本共産と中国共産党は一緒である。幹部は誰一人として、民主的な手続きによって選ばれておらず、一握りの党官僚が全てを決めるのである▼中国共産党が行っている秘密警察を使って、民衆を収容所にぶちこむというのは、共産主義とは無縁なことなのだろうか。レーニン主義に立脚すれば、それで展望が拓けるのだろうか。国家の廃絶を主張しながら、過度的な段階として、プロレタリア独裁を認め、階級の敵と名指しされた者たちの命を、虫けらのように扱ってきたのが共産主義なのである▼よくスターリンを批判するのに、レーニンの言葉が持ち出される。「市民は一人のこらず裁判や国の統治に参加しなければならない。われわれにとって重要なことは、勤労者の全員を一人のこらず国家の統治に引きいれることである」(大月版『レーニン全集』27巻、134頁)。レーニンとて、前衛党の指導的役割を認めているわけで、単なる理想論を述べたにとどまるのである。20世紀の歴史的な実験は失敗したのであり、そこから学ぼうとしない者たちには、未来などないのである。

 

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