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草莽隊日記

混濁の世を憂いて一言

東京裁判の誤りを竹山道雄に語ったオランダのローリング判事!

2020年08月24日 | 歴史

戦後の日本を考えるにあたって、避けては通れないのが東京裁判である。いうまでもなくそこでは、平和に対する罪として、東条英機ら7人が絞首刑になったのだった。東京裁判をめぐっては、罪刑法定主義や裁判所の公正な構成の観点から批判がある。平和に対する罪というのは、事前に法律で規定されていなかったことで、論議を呼ぶことになった。裁判官の選任に関しても、連合国側の代弁者がほとんどであったことは否定できない▼竹山道雄が東京裁判のオランダの判事であったローリングを訪ねたのは、昭和26年に東京大学教授を退いた後であった。オランダを訪れて、疑問に思っている点を質問したのである▼2人は8年ぶりの再会であったが、ローリングが口にしたのは「あの判決はあやまりだった」という言葉であった。「俘虜虐待などに通常の戦争犯罪は別として、政策の結果として起こったことに対しては、ああいう結論にはならなかっただろう。おおむねインド人のパルのように考えただろう」ときっぱりと言い切ったのである▼自虐史観に凝り固まった日本人は、その事実を知らないし、知ろうともしないのが問題なのである。戦後75年が経過して、もう一度東京裁判について、検証すべきときが到来したのではないだろうか。それを教えてくれるのが竹山の「オランダの訪問」なのである。

 

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