草莽隊日記

混濁の世を憂いて一言

日本の安全を脅かす北朝鮮の核から目を背けてはならない!

2019年12月25日 | 安全保障

今もっとも恐れなくてはならないのは、北朝鮮の核ミサイルによる攻撃である。寸時にして日本の主要都市は壊滅する。それだけの力を北朝鮮が持とうとしているのである▼ヤスパースは『西ドイツはどこへ行く』(1967年刊)のなかで「われわれは東側からの侵略と破壊の危険に曝されて生きている。この危険に対してわれわれの力では防衛することはできない。ただアメリカだけがわれわれを守る力をもっている」と発言した。いうまでもなく、現在の我が国もアメリカに頼らざるを得ない。その現実を無視して、お花畑に徹することは、まさしく狂気の沙汰である。北朝鮮の非核化が実現するかどうかは、すべてアメリカにかかっており、当然のごとく軍事的オプションが含まれるのである▼ヤスパースは『根源的に問う』(武藤光朗・赤羽竜夫訳)のなかでも「一切の行動は、原爆の危険が回避されうるか、この危険が高められるか、緩和されるかということに照らして考慮されねばなりません。この基準を最高の、すべてに先立つ最優先の尺度とすることが実に重大であると思い、それでわたしは、何びとも原爆とその危険に関する限り、他のいかなる利害もこの利害に優先されることは許されない、というのです」と主張したのだった。私たちは知的虚飾を排して現実と向かい合わなくてはならないのであり、北朝鮮の核の脅威から目を背けてはならないのである。

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コメント (2)
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