オールドメディアの代表格であるテレビが生き残るのは無理である。そんなことは誰の目にも明らかである。この10月のテレビのスポットCMの売り上げが「今世紀最大の落ち込みになった」というのが大きな話題になっている▼タイムCMとは違って番組を指定しないのがスポットCMである。時間帯によってAランクからCランクまである。期間を限定して大量に流すことで、新商品の販売促進には欠かせなかった。そこまでして売らなくてはならない新商品がないからだろうが、それ以上に若い人がテレビを見なくなっており、その影響力のなさが明かになっている▼毎日新聞が先月30日と今月1日に実施した世論調査の結果によれば、あれだけテレビが安倍内閣の桜を見る会を批判したにもかかわらず、自民党の政党支持率はダウンしなかった・安倍内閣に対して怒り心頭に発しているのは、60代から70代の層で、ネットを利用できない人たちなのである。ネットでは特定野党へのブーメランが次々と暴露されているから、若い人たちはテレビの報道を冷めた目で見ているのである▼いくらもがいてもテレビの時代は終わったのである。動画配信が自由に行われるようになった今では、数多くのコンテンツの一つでしかなくなった。ワイドショーに出ている青木理、玉川徹といったコメンテーターはネットでは嘲笑の的であり、まさしく時代遅れの媒体なのである。
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