goo blog サービス終了のお知らせ 

草莽隊日記

混濁の世を憂いて一言

前川喜平を信用する大衆は知と情と意のバランスを失っている!

2017年07月30日 | 思想家

長谷川三千子は『民主主義とは何なのか』において、大衆のエネルギーの爆発という点では、革命も戦争も一緒であることを指摘している。大衆の非合理性について長谷川は着目したのだった▼「ふつうの一人一人の生活においては、知と情と意がほどほどのバランスをとって生きているはずの人間たちが、『大衆』となった瞬間にそのバランスを完全に失って、『情』のみ、あるいは『意』のみにつき動かされて走り出す―その意味においては、それは確かにトクヴィルの言うとおり『精神の病理』と呼ぶほかはない現象であった」▼常識的な人間からすれば、加計学園の問題は、マスコミのフェイク報道が引き起こした騒動でしかない。嘘吐きの前川喜平を信用する人が多いという世論調査の結果は、日本人が精神的に病んでいるからだろう。抑制が効かなくなった民主主義の末路は全体主義である。それに対抗するには、長谷川が主張する理性の復権しかない▼「理性とは大声で語ることの内にあるのではない。本当の理性は『よく聞く』ことの内にある。自己を無にし、空にして他者の声を聞き、森羅万象の声を聞くこと―それこそが理性の働きの基本なのである」。長谷川が述べているように「民主主義の洪水」によって、日本という国家が破壊されようとしているのであり、日本人が理性的に対処できなければ、日本は滅びるしかないのである。


にほんブログ村

←応援のクリックをお願いいたします。

政治 ブログランキングへ

白虎隊探究 世紀を超える精神風土 会津教学と藤樹学への招待
 
ラピュータ
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする