政治的な発言をするには勇気がいる。敵をつくることになり、攻撃され足を引っ張られるからである。田中美知太郎は『ソクラテス』で「ソクラテスの経験では、最小限度の政治的接触においても、正義をつらぬくということは、つねに生命の危険を覚悟しなければならないことなのであった」と書いている▼ただ生きるのではなく「よく生きる」ことを自らに課したのがソクラテスであった。その精神に私たちも学ぶべきではないだろうか。偏向した言論を批判すれば、すぐに罵詈雑言を浴びせられる。それに屈してはならないのである。蓮舫の二重国籍を問題視するのをマスコミがためらうのは、蓮舫の後ろに控えている反日国家に気がねしているからだろう▼今の日本もアテナイと一緒である。今年も三島由紀夫の憂国忌が来月に迫ってきたが、ソクラテスも三島も根本においては変わらない。生命より大事な価値がこの世には存在するのである。民進や共産などの野党やマスコミは、デマゴギーによって大衆を煽り立て、日本の解体を目論んでいる。それに対抗できるのはネットの一人ひとりの力である。いかに彼らから嘲られようとも、ソクラテスのように信念を貫かなくてはならない。言論戦は厳しさを増してきている。もっともっと保守派は戦線を強化しなくてはならず、ここで負けてはならないのである。
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