草莽隊日記

混濁の世を憂いて一言

騒ぐことが目的の政治運動とカルトは一緒だ!

2016年08月29日 | アメリカ

日本のリベラルがなぜに駄目なのか。それは簡単である。真面目でないからである。小室直樹が『日本人のための宗教言論』で面白いことを書いている。あくまでも個人的な経験談だが、60年安保騒動のときにアメリカに留学していた小室は、その指導者たちが次々とアメリカにやってきたので、なぜ安保に反対なのかを聞いていたらば、ほとんどの人間が「始めから終いまで反対だ」と答えたという。そして、よくよく聞いてみると安全保障条約そのものを読んだことがなかったのがわかった。つまり騒ぐことが目的であったのだ▼70年安保騒動も一緒であった。小室は「騒げば連帯ができる。連帯ができれば気持ちが楽になる。参加する人間にとってみればカルト教を信ずることとまったく同じことである」と断じたのである。日本のリベラルがカルトと変わらないのは不幸である。シールズとかいう若者たちにしても、勉強をしないから喚きたてることができたのだろう。それを煽りたてているのがマスコミなのである▼まともに議論ができない風土にあっては、いくら正論を述べても意味がない。「戦争法案」と批判して国会を取り囲んだ人たちは、どうして朝鮮総連や中共大使館に抗議のデモをしないのだろう。未だに戦争を仕掛けるのは安倍内閣と思っているのだろうか。中共が平和愛好国だと信じているのだろうか。リベラルこそが全体主義国家を批判すべきだろう。そうすれば安倍首相をこきおろしても、それなりに評価されるのだが。

 

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憲法改正を行なって「真我」に目覚めることを訴えた岡潔!

2016年08月29日 | 政局

今の自民党は憲法改正に邁進すべきであるのに、ここにきて党内抗争が勃発しようとしている。石破茂などは安倍首相後を見据えて独自の路線を打ち出してきている。連続二期六年間としている自民党総裁の任期を延長しようとする動きに対しても、反対の立場を口にしている。安倍首相も絶対ではないわけだから、党内に批判勢力があっても悪くはないが、戦後レジームを脱却しようとする安倍首相の足を引っ張るべきではない▼岡潔は昭和43年に出版された『昭和への遺書』において「進駐軍が最初にしたことは、日本を骨抜きにするために、伊勢の内宮、天皇、民族の詩としての歴史を日本から抜き去ることであった。進駐軍がいなくなってからも、日本民族はそれを墨守し続けているが、これはいわば日本民族が自分で自分の手足を縛っているようなものであって、これでは日本民族はその思い使命を到底達成出来ないのである」と書いていた▼戦後71年が経つのに現在もまたその呪縛から解放されていないのである。それぞれの損得で政治をやるべきではないだろう。それこそ岡が述べているように「小我」にとどまっているからであり、日本民族の将来を考えて「真我」に目覚めるべきなのである。今は亡き岡潔の主張は怒れる憂国の士の叫びであった。一度だけ池袋の豊島公会堂で講演を聞いたことがある。日本民族の起源から説き起こす熱弁はなかなか終わらなかった。戦後日本のいい加減さを岡は許せなかったのだと思う。

 

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