北朝鮮はルビコンの河を渡ってしまった。もはや後戻りはできないのである。アメリカすらも射程に入れる弾道ミサイルの開発が着々と進んでいる。それが世界のテロリストの手に渡る可能性が出てきた。ここでアメリカはタイミングを見て攻撃に出る可能性がある。それは同時に中共への警告にもなるからだ▼産経新聞の報道によれば、アメリカは要人暗殺の特殊部隊を韓国に派遣したほか、来週には巡航ミサイルを搭載した原子力潜水艦も向かわせることになっている。狙いは明らかである。いざとなれば金正恩本人をターゲットにするつもりなのだろう。東アジアまさしく危機のただなかにあるのだ。日本国内でも北朝鮮のスパイが摘発されているが、アメリカと日本との連繋で行われた節がある▼金正恩は常軌を逸している。側近を次々と粛清し孤立している。そのことをアメリカは情報機関を通じて熟知しており、後はタイミングだけなのである。世界の世論は北朝鮮には味方していない。いかに中共が裏で画策しようとも大勢に影響を与えるほどではない。アメリカが実際に攻撃をするかどうかは予断を許さない。現時点では外部から圧力をかけることで、北朝鮮を内部崩壊させようとしているのだろう▼日本は黙って見ているしかない。アメリカが何もできなければ日本が肩代わりする必要がある。今アメリカがやろうとしている軍事力の行使は参考になる。特殊部隊を持つことで拉致被害者の奪還も夢ではないし、巡航ミサイルを海上自衛隊の潜水艦に配備すれば、ワンポイントの攻撃が可能となるからだ。当面はアメリカの力に頼り、それこそ後方支援に力を入れるべきだろう。危機は刻々と迫っている。北朝鮮やアメリカの動きに私たちは敏感になるべきだろう。いかなる事態になっても動揺せず、国民が一致して外敵にあたるべきなのである。
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