草莽隊日記

混濁の世を憂いて一言

思考停止で「平和」の掛声だけの安保関連法案反対を嗤う!

2015年06月24日 | 思想家

いやはや歴史は繰り返すものである。安保関連法案を阻止しようとするマスコミに踊らされる国民が多いのは、日本人は未だにイザヤ・ベンダサンがいう「日本教徒」だからだろう。安倍首相はあたりまえのことをやろうとしているだけなのに、ついつい空気に支配されてしまう日本人は、マスコミにまたまた騙されてしまっている。そうした空気には何としても水を差さなくてはならない。国会を取り巻いているデモ隊は、国際法にもとづいて、世界中の国家に自衛権や交戦権を付与されていることや、中共が南シナ海や東シナ海で行っている軍事的な挑発は、まったく眼中にはないようだ。「平和」を口にすれば、戦争にならないと信じている。日本人特有の心理状態をベンダサンは「あらゆる宗教と同じことで、語られた事実を事実と信ずる『信仰告白』にはじまり、その『信仰』を保証するためにさらに『語られた事実』が『事実』とされ、それが次から次へと重なるたびに事実から遊離し、最終的には言葉がついに『音』『声』『リズム』に分解して、言葉として機能しなくなる。そしてそこが、その限界です。これが私が前に申しました『止め』で、ここで一切の言葉はなくなり、人びとはリズムと掛声だけによる行動に移ります」(『日本教』)と書いている。奇しくも安保関連法案は60年安保騒動のときの「アンポハンタイ」が通用する。今度ばかりは水を差す意見が国を救うと思うが、それにしても、日本人を思考停止に追い込むマスコミの責任は重大である。

 

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