草莽隊日記

混濁の世を憂いて一言

神学論争よりも日本を取り巻く厳しい現実を直視すべきだ!

2015年06月01日 | 安全保障

どこかのテレビだったか、自衛隊は地震だとかの災害に備えるべきで、軍事的なことは必要ないかのようにコメントしていた。お花畑のマスコミならではの発言である、軍事的な脅威となっている中共のことは、平和勢力と思っているのだろう。おめでたい人たちである。シンガポールで中共の孫建国副総参謀長は昨日、南沙諸島での岩礁の埋め立てによる軍事基地の建設について、臆面もなく自分たちを正当化する主張をした。軍事力をバックにして既成事実化を進めるつもりなのだろう。侵略国家の論法であり、国際法を無視した暴挙である。そんな国が隣りにあって、尖閣諸島の日本の領空領海を侵犯しているのである。自衛隊とアメリカ軍の連携に反対するのだから、典型的なお花畑なのである。尖閣諸島が日本の領土として保たれているのは、日本のディーゼル型潜水艦が水中深く潜行して、中共軍を牽制しているからである。さらに、日本政府が離島防衛の決意を示したことで、中共軍の暴走の歯止めになっている。自衛隊を災害救助隊にするというのは、嫌がらせでしかない。国会での論戦を聞いていると、まさしく神学論争である。個別的自衛権の範囲内であるか、それとも集団的自衛権にまで及ぶかで、喧々諤々やっている。それ以上に大事なのは、日本を取り巻く軍事情勢がどうであるかだ。侵略される可能性が高まってきており、それへの対抗処置が講じられるのは、軍国主義化でも何でもない。国家として当然のことだ。それが戦争を防ぐ抑止力となるのである。

 にほんブログ村 政治ブログ 政治評論へ

               ←応援のクリックをお願いいたします。

政治 ブログランキングへ

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする