福島第一原発4号機の使用済み核燃料プールからの燃料棒の取り出しが、今日午後から始まった。使用済み1331体、未使用202体が貯蔵されている。東京電力による今回の取りだしは、4号機の原子炉建屋が崩れ落ちる危険性があるために、それに備えてのことだという。このまま放置しておくわけにはいかず、作業自体には誰も反対しないだろう。しかし、最悪の場合のことを考えておかなくて、本当によいのだろうか。クレーンでつり上げ、輸送容器の「キャスク」に収納するというやり方であるが、100パーセント安全ということはあり得ず、最新の注意を払うべきだろう。今日あたりは危険性の少ない未使用の核燃料をキャスクに積み込むことになっている。実際はおっかなビックリなのである。一般的には事故が起きた場合には200キロ圏外への避難とかいわれてはいるが、想定外のことが起きたときに、どのように対応をすべきか、国や県がまったく情報を流していない。これでは私たち国民は自分の身を守りようがない。さらに、解せないのは、朝日新聞、毎日新聞、東京新聞などのマスコミだ。連日のように原発事故の深刻さを記事にしているくせに、本当の危機を目の前にすると、ぐうの音も出ない。不安感を煽る報道はしない。そうした不文律でもあるのだろうか。日本の命運がかかっているのである、本来であれば国が前面に立つべきだ。2011年3月11日に福島第一原発の事故にしても、絶対にあり得ないことが起きたのではなかったか。油断をしてはならないのである。そして、福島第一原発の周辺の警備には、自衛隊が配置されるべきだろう。作業時のミス、自然災害に加えて、テロなども考えられるからである。
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